2. 環境に優しいソーラー技術
電池不要なテクノロジー
時計の文字盤に入ってきた光は、文字盤上に塗布された塗料の薄膜
を透過して、ソーラーパネルに達します。文字盤がこれらの光を電
力に変換し、この電力は長寿命の蓄電池に充電されます。この蓄電
池が、多周波電波ソーラームーブメント J615.74の電源になります。
3. 自動時刻同期について
自動時刻同期は、設定した現地時間に合わせて夜間に行われます:
EU圏 – ドイツ標準電波送信局「DCF 77」: 2~3時ごろ
日本 – 福島局「JJY40」と九州局「JJY60」: 2時ごろ
アメリカ – 米国標準電波送信局「WWVB」: 2時ごろ
同期開始時に液晶ディスプレイが自動的に消灯し、同期時間全体に
わたって(最大9分間)、または手動でキャンセルされるまで消灯
し続けます。針が静止し、同期中(最大9分間)はこの位置で停止
しています。時刻同期が正常に行われた後、時計が受信した時刻に
設定されます。
任意のボタンを押すと、自動時刻同期をキャンセルできます。キャ
ンセル後、時計が内部で動いていた時刻に設定されます。
標準電波送信局「WWVB」(米国) には以下の特記事項が適用され
ます:
ユンハンス多周波電波ソーラー時計は、送信局呼び出し後または
再起動後に必ず太平洋標準時を読み込みます。夏時間と冬時間の
切り替えが統一されていないため、また連邦州によってタイムゾ
ーン設定が異なるため、夏時間と冬時間およびタイムゾーンの設
定(6.2章をご覧下さい)を手動で行う必要がある場合がありま
す。滞在場所に従って設定したタイムゾーンまたは夏/冬時間は、
送信局呼び出しまたは自動同期化で維持されます。
自動時刻同期が完了した後にT1ボタンを押すと、受信した送信局を
表示させることができます。日付は、時報信号によって常に自動的
に切り替わります。うるう年では、2月29日が自動的に考慮されま
す。受信を複数回試みても時刻同期に失敗すると、受信インジケー
ターが機能しなくなります(6章をご覧下さい)。同期が行われな
かった日は、クオーツ時計の精度を有する内部時刻メモリーで時計
が動作し続けます。次回の受信で時刻同期が正常に行われると、液
晶ディスプレイの受信インジケーターが機能するようになります。
推奨事項: 夜間の自動同期の受信状態をできる限り良好にするため
に、時計を着用せず、電子機器・携帯電話・コードレス電話の近く
にできる限り時計を置かないで下さい。