ことができます。後方ストラップは必ず患者の膝後方に来るようにします。
吸引成型
1. 時計周りにバルブを閉めます ( 図 8)。
2. 真空ポンプのチューブを採入し、常にチューブがバルブと ORD に対し
て直角になっていることを確認して下さい ( 図 9)。
3. ポンプにより空気が抜け、より真空にしていくと ORD が硬くなります
( 図 10–12)。
4. 必要な硬さに達したらチュープを取り外し、安全のためにバルプの
キャップを取り付けます ( 図 12 I)。
注意 : ORD の吸引後に再度ストラップを締める必要があります。遠位→中央
→近位の順で必ず締めるようにします ( 図 13)。
傷のチェックと空気にさらす
1. 朝夕それぞれ 1 回ずつ 15 ~ 20 分程 ORD を開けたままにし、断端を空
気にさらしてください。毎日、 朝(例 : 午前 8 時)と夕方(例 : 午後 8 時)
に ORD を開くことをお勧めします。 必要な場合は、その間にも開いて
構いません(例:午後 2 時) (図 14) 。
2. 近位から順に全てのストラップを緩めて下さい ( 図 15)。
3. バルブキャップを開ける ( 図 16)。
4. 前方シェルを持ち上げ ORD を開き、15 ~ 20 分程そのまま開けておき
ます ( 図 17–18)。
警告
再度 ORD を取り付する際、ドレッシングが正しく適合していることが重要で
す。 断端末が遠位シェルの中央にきている事を確認下さい。 前方シェルを閉じ、
ストラップを締めて下さい。
ストラップを締めた後、数秒間バルブを開いて下さい。これにより ORD をわ
ずかに柔らかくするのに十分な空気を入れることができます。その後バルブ
を閉じ、再度 ORD を真空引きします。断端に対して ORD が調節されます。
保管と管理方法
お使いになるまでは、ORD を当初の包装のまま、室温で乾燥した状態で保管
してください。寿命を延ばすために、過度の熱や直射日光が当たらないよう
にして下さい。
機能に変化がみられる場合は、製品を使用しないでください。
クリーニング方法
ORD は必要に応じて、湿らせた布で汚れを取り除いたり、アルコール消毒が
可能です。
一人の患者に使用
ORD は、単一の患者が、必要に応じ繰り返し使用できる製品です。
廃棄方法
ORD の使用後は、各地方自治体の規則や規制に従い廃棄してください。本製
品には金属部品が無く、焼却により廃棄頂けるよう設計しております。
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