リミットアジャスタ(4)を反時計回りに回すとストロ
ークが増加します。
最大の空気圧を生成させる場合は、リミットアジャスタ
を反時計周りに最後まで回してください。
3. 空気圧操作
3.1 ボリュームアジャスタ
ボリュームアジャスタは様々なモードで使用することが
できます。
3.1.1 低圧力
1. セレクタバルブがベント(オープン)になっている
状態で、ボリュームアジャスタを反時計回り(外回
り)に最後まで回してください。
2. セレクタバルブを時計回り(内回り)に最後まで回
して圧力を選択してください。
3. ボリュームアジャスタを時計回りに回して圧力を生
成します。
3.1.2 高圧
1. ボリュームアジャスタを中央位置まで回します。こ
の位置に合わせることで、生成された圧力の微調整
を行うことができます。
2. シザーアクションハンドルを使用して、概略圧力を
生成した後、ボリュームアジャスタを時計回り(内
回り)に回して圧力を上げるか、あるいは反時計回
り(外回り)に回して圧力を下げます。
3.1.3 真空
1. セレクタバルブを反時計回り(外回り)に最後まで
回してください。
2. ボリュームアジャスタを中央位置まで回します。こ
の位置に合わせることで、生成された真空の微調整
を行うことができます。
3. シザーアクションハンドルを使用して、概略真空を
生成した後、ボリュームアジャスタを時計回り(内
回り)に回して真空を上げるか、あるいは反時計回
り(外回り)に回して真空を下げます。
低真空の場合はボリュームアジャスタのみを使用し
ます。
3.2 空気圧および真空の生成 (図 A1)
「ポンプの接続」(60 ページ)に明記されている手順でポ
ンプを接続してください。
注記: 気体を圧縮することにより、熱が発生します。密
閉された容積で熱された、あるいは冷却された気体は圧
力変化を引き起こします。熱された気体が冷め、圧力が
安定するまで待つようにしてください。
圧力を生成するために必要となるポンプ作用はシステム
の容積によって変わります。したがって、システム容積
は最小限に抑えてください。
3.2.1 圧力
1. セレクタバルブ (7) を時計回り(内回り)に最後まで
回してください。
2. シザーアクションハンドル (5) を操作して概算圧力を
生成し、熱平衡が得られるまで待機してください。
3. 必要に応じて、ボリュームアジャスタ (3) を使用して
必要な圧力を調整してください。
4. 必要な圧力が得られたら、シザーアクションハンド
ル (5) を操作して、より大きな圧力を生成します。あ
るいは、セレクタバルブ (7) を中央位置までゆっくり
(反時計方向に)回転させ、圧力を大気に開放してく
ださい。
5. 操作が完了したら、ポンプを減圧させ、パイプや装
置から取り外します。
3.2.2 真空
1. セレクタバルブ (7) を反時計回り(外回り)に最後ま
で回してください。
2. シザーアクションハンドル (5) を操作して概算真空を
生成し、熱平衡が得られるまで待機してください。
3. 必要に応じて、ボリュームアジャスタ (3) を使用して
必要な真空を調整してください。
4. 必要な真空が得られたら、シザーアクションハンド
ル (5) を操作して、より大きな真空を生成します。あ
るいは、セレクタバルブ (7) を中央位置までゆっくり
(反時計方向に)回転させ、真空を大気に開放してく
ださい。
5. 操作が完了したら、ポンプを減圧させ、パイプや装
置から取り外します。
4. 液圧操作
警告
現地の法令で定められているすべての安
全のための注意事項および手順を遵守してくだ
さい。
注意
異なる作動液を混合して使用しないでく
ださい。
仕様に基づいて適合する作動液のみを使用して
ください。
圧力接続には適切なシールのみを装着してくだ
さい。
本ポンプに接続される装置が汚染されている場
合は、重大な損傷の危険があります。微粒子の
汚染を避けてください。
使用後は、ポンプは作動液で汚れています。
注記: 可能であれば、BSP 接続ポートでは O リングシー
ルを使用することをお勧めします。
図 A2 の説明
1. リザーバカバーロックナット
2. リザーバカバー
Copyright 2000 Baker Hughes Company.
日本語–PV 411A 取扱説明書 | 61