• 腕を通す際にシール部分に気を付けながら、 一方の腕を完全に奥まで入れます。
• もう片方の腕でも繰り返します。 着用中に内側のファスナーフラップが丸まらないよう気
を付けてください。 ドライスーツのアンダーウェアに親指用のループが付いている場合、
完全に折り込み、 シールと手首の間に挟まれていないことを確認してください。 水漏れに
つながる恐れがあります。
• 親指を外側に、 それ以外の指を内側にして、 両手でネックシールの上部を掴みます。 ラテ
ックスやネオプレンの表面を爪で傷つけないように気を付けてください。 開口部を広げ
て首のシール部分に頭を通し、 快適な状態に調整します。 ( 注 : 首から先に着用し、 後から
腕を通すダイバーもいます。 順序は好みにより変えてください ) 。
• アンダーウェアがラテックスシールの下に正しく来るように調整し、 冷たく感じる場所のな
いようにします。
• 衣類やその他の物がファスナーの歯を損傷させないようスライダーの前に指を添えなが
ら、 ファスナーを左から右へ閉めるようにバディに説明します。 右側のゴムの留め具まで
スライダーがしっかりと閉まっていることを確認します。 スライダーが留め具までしっかり
と閉まっていないと、 水漏れを起こします。
• クイック着脱器具の付いた中圧ホースを引き戻してバルブシステムに挿入し、 吸気バル
ブに取り付けます。 側面の吸気ボタンを少しの間押し、 バルブが正しく機能することを確
認します。 スーツの中に空気が入り、 一部が膨らみます。 中圧吸気ホースを取り外します。
• 排気バルブの正常な機能を確かめるには、 「 OPEN (開く) 」 または 「-」 にバルブをまわし、 し
ゃがみます。 スーツの空気が向け、 バルブから排気音が聞こえます。
• フード
フードを頭にかぶせ、 快適な状態に調整します。 ネオプレン素材のネックカフの下にフー
ドのネック部分を入れると、 水が入りづらく 、 防水効果がさらに向上します。
• グローブ
両手のグローブを引っ張り、 ネオプレン素材のアウターカフでグローブを包み込むと、 水
が入りづらく、 防水効果がさらに向上します。 ドライグローブを使用している場合は、 使用
方法に従ってください。
注 : ラテックスは防水性に優れたシール素材ですが、 保温効果はほとんどありません。 ネオプ
レン素材の首や手首のカフを適切に調整し、 冷たい水を遮断するラテックスシールをしっか
りと補助することが重要です。 この機能は、 保護されていないラテックスシールを使用したド
ライスーツの重要な利点です。 また、 アウターカフも摩耗やUVによる劣化からラテックスシ
ールを守ります。
5.2
ドライスーツを脱ぐ
ドライスーツを脱ぐには、 着るときと同じ動作を逆の手順で行います。
6.
利用用途
ネオプレンドライスーツ、 トリラミネートドライスーツ共に最高の素材を用い、 高度な技術を
用いて作られています。 しかし、 適切な範囲内で使用することが求められます。
警告 - 以下にご注意く ださい :
- 現在、 認定を受けているレベルでの最大深度を越えないでください。
- 有毒な、 または炭化水素の多い環境でドライスーツを使用しないでください。
- ドライスーツを浮力向上用デバイスとして使用しないでください。
- かならず別の浮力制御デバイスとともにドライスーツを使用してください。
- 空気以外のガスを使用しないでください (アルゴンガスを除く) 。
- ドライスーツをクイックリリースシステムを装備していないウェイトハーネスやその他の
ウェイトシステムとともに使用しないでください。
6.1
ダイビング前のスーツの確認
毎回、 ダイビングの前に、 次の項目を確認し、 スーツの状態が良好であることを確認します。
- スーツの素材やアクセサリのどこにも目に見える損傷がない。
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