5.0 点検
点検の頻度:Lad-Saf垂直親綱シリーズは、 セクション1に記載された間隔で点検する必要があります。 点検手順は、 「点検および保守記録」;
5.1
(表2) に記載されています。 製造元の取扱説明書で規定された頻度および手順に従い、 墜落防止システムのその他すべての構成品を点検;
します。
欠陥:点検により危険や欠陥のある状況が明らかになった場合や、 システムの状態に不安な点が認められる場合は、 直ちにLad-Saf垂直親綱
5.2
シリーズの使用を中止し、 「使用禁止」 と明記してください。 Lad-Saf垂直親綱用脱着式スリーブおよびシステムを廃棄するか、 3Mに返送して交
換を依頼してください。 本製品を使用者自身で修理しないでください。
製品寿命:Lad-Saf垂直親綱シリーズの機能面の寿命は、 作業条件や保守によって異なります。 製品が点検基準に合格している限り、 引き続き
5.3
使用できます。
6.0 保守、 修理、 保管
システムのクリーニング:点検に関する保守作業については、 セクション5.0を参照してください。 ケーブルが油、 グリース、 塗料などでひどく汚
6.1
れた場合は、 洗剤入りのぬるま湯で汚れを落としてください。 清潔な乾いた布でケーブルを拭きます。 加熱して強制的に乾燥させないでくださ
い。 ケーブルを損傷する可能性のある酸性または腐食性の化学薬品は使用しないでください。
;
クリーニング以外の保守や修理は、 指定のサービスセンターで行ってください。 サービスセンターは、 書面による指定を受けている必要
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があります。
脱着式スリーブのクリーニング:Lad-Saf垂直親綱用X3垂脱着式スリーブが汚れたら、 次の手順でクリーニングします。
6.2
1. ぬるま湯と中性洗剤液 (シンプルグリーンなどの洗剤液) をを4対1で混ぜます。
2. 脱着式スリーブを洗浄液に沈め、 脱着式スリーブ全体を2~3時間浸します。
3. 洗浄液から脱着式スリーブを取り出し、 1分以上ぬるま湯ですすぎます。 他に溜まっている汚れがあればしっかり落とします。
4. 使用前に、 ケーブルを24時間自然乾燥させます。 低温で送風乾燥しても構いません。
5. 例については、 図2を参照してください。 少量の潤滑剤を回転軸 (E) またはサイドプレートの基部 (B) に差します。
6. セクション5.3に指定されている使用前点検を行います。 脱着式スリーブの動作に影響する可能性がある異物などが、 内部に詰まっていな
いことを確認します。
保管および輸送:Lad-Saf垂直親綱用X3脱着式スリーブは、 直射日光の当たらない、 涼しく乾燥した清潔な場所で保管してください。 揮発性
6.3
の薬品と一緒に保管しないでください。 長期保管後は、 スリーブを入念に点検してください。
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Lad-Saf垂直親綱用脱着式スリーブは、 傷や湿気、 紫外線から保護できる容器に収納して輸送してください。 腐食性雰囲気、 過熱雰囲気、 冷蔵
雰囲気を避けてください。
修理:3Mあるいは3Mが書面で承認した者のみ、 本製品を修理できます。 Lad-Saf垂直親綱用脱着式スリーブおよびシステムが墜落する際の力
6.4
を受けたり、 点検により危険や欠陥のある状況が明らかになったりした場合は、 直ちにシステムの使用を中止し、 「使用禁止」 と明記してくださ
い。 Lad-Saf垂直親綱用脱着式スリーブおよびシステムを廃棄するか、 3Mに返送して交換を依頼してください。
7.0
RFIDタグ
取付位置:本書に記載されている3M製品には、 RFIDタグが取り付けられています。 RFIDタグは、 RFIDタグスキャナーと組み合わせて使用す
7.1
ることで、 製品の点検結果を記録できます。 RFIDタグの取付位置については、 図8を参照してください。
廃棄:本製品を廃棄する前に、 RFIDタグを取り外し、 行政規制に従って廃棄またはリサイクルしてください。 RFIDタグの取り外し方法に関する
7.2
詳細については、 以下のウェブサイトへのリンクを参照してください。
本製品を未分別の一般廃棄物として廃棄しないでください。 ×印の付いたごみ箱記号は、 すべてのEEE (電気および電子機器) を、
利用可能な返品および回収システムを通じ、 現地の法律に従って廃棄する必要があることを示しています。 詳細については、 販売店
または3M安全衛生製品事業部までお問い合わせください。
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詳細については、 当社のウェブサイトをご覧ください。 http://www.3M.com/FallProtection/RFID
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