5) 義肢装具士用の位置決めゲージを使って残りのリモート電極の位置を決めます。
6) 近位線上にリモート電極2-8の印をつけます(X印など)。
7) 遠位線上にも電極の位置を反映させます。
8) 印をつけた箇所から義肢ソケットに5 mmビットで穴をあけます。
9) 8本の電極のうち2本には、基準電位端子用に更に穴をあけておきます。
備考: 基準端子用の穴は、2つのドーム型電極の間か、わずかな筋肉動作が期待できる場所に
あけることができます。
ダミー電極を使って外ソケットを成形してください。バッテリーダミーとMyo Plus TRダミーは必
要な間隔をあけて義肢ソケットに配置します。必要であれば、リモート電極を内ソケットと外ソ
ケットの間の空洞に取り付けます。いつもの手順で外ソケットを成形してください。Myo
TRダミーには、カーボンソケットのラミネーションの目安として「カーボンを使用しない領域」
とラベル表示されています。
7.3 電極の挿入
注意
ドーム型電極の不適切な固定による危険性
製品が故障して、装着者が負傷するおそれがあります。
ドーム型電極は、ロックタイトなどのネジ固定剤で固定しないでください。ネジ固定剤は、
►
EMG信号の伝達を防ぐ絶縁層に塗ってください。
必要な工具
•
ラグレンチ(7 mm)
納品時に同梱
1) ドームナットを外側から義肢にあけた穴に挿入します。
2) リモート電極のドームを内側から義肢ソケットに挿入します。
青と緑のケーブルを2本の線上に配置します。
3) 粘着テープまたは面ファスナーでリモート電極とケーブルを内ソケットに固定します。
4) ドームナットを使ってドーム上に固定します。
5) レンチを使ってドームナットを締めます。
備考: ドームナットをきつく締めすぎると、予め定められた限界点でドームが破れます。提供
された工具を使用してください。
備考: リモート電極とワイヤーは、フィルムや粘着テープで湿気や汚れから保護することがで
きます。
7.4 Myo Plus TRの取付
粘着テープまたは面ファスナーでMyo Plus TRを内ソケットに固定します。フィルムや粘着テープ
でMyo Plus TRを湿気から保護することができます。
内ソケットと外ソケットの間隔が不十分であると、外ソケットラミネーションにラミネーション
ダミーで間隔を保持する必要があります。外ソケットには別の電極ケーブルを取り付けることも
できます。
電極とMyo Plus TRを接続する際は以下の手順で行ってください。
1) 入力部からカバーキャップを外します。
2) リモート電極をMyo Plus TRに接続します。
プラグの接続が正しいことを確認してください。
備考: プラグ接続の「A」は使用しないでください。
備考: 取り付けた電極が8本未満の場合は、プラグ接続は最大数にはなりません。
3) 保護キャップでケーブルを固定します。
7.5 電動リストローテーターとの接続確立
Myo Plus TRを電動リストローテーターに接続するには、以下の手順で行ってください。
260
Plus