バックグラウンドのその他の設定
BG FILTER (バックグラウンド ・ フィルター)
多くの場合、 特に CG のバックグラウンドでは、 グラフィックがフォアグラウンドの被写体に比べてシャー
プ過ぎることがあります。 バックグラウンドのレンダリングシステムでアンチエイリアスのフィルターが適
切に設定されていない場合、 このシャープネスが時としてエイリアシングの原因になることがあります。
「 BG FILTER 」 を使用すると、 バックグラウンドに横方向のローパスフィルターを適用し、 エイリアシング
を最小限に留めます。
BG GRADIENT (バックグラウンド階調度)
横方向に光の階調度が異なる内部生成された信号に、 バックグラウンドのビデオを切り替えます。 バッ
クグラウンドのイメージに、 バックグラウンドの色のコントロールが与える影響をより詳しく確認す
るために使用します。
TEST SIGNAL (テスト信号)
背景色を変え、 最終的な合成のバックグラウンドとしても使用できます。
レイヤーのその他の設定
LIGHTING (照明)
グリーンバックは、 無彩色の照明が均一に照射され、 色や明るさの変化が最小限の状態で使用すること
で、 最適な結果が得られます。 しかし、 この特性が原因で、 セットで照明エフェクトを使用する場合に、 照
明が緑のスクリーンに影響を与え、 キーが正確に抜けなくなる可能性があります。
この問題に対処するために、 照明エフェクトの代わりに 「 LIGHTING 」 機能を使用して、 合成で照明エフェ
クトを再現できます。 例えば、 趣のあるスポットライトで出演者を上から照らしている場合、 スポットライ
トのエフェクト用のイメージをレイヤー入力に接続することで、 そのエフェクトのイメージをフォアグラウ
ンドのレイヤーに反映できます。 また、 ダイナミックに動く、 リアルな照明エフェクトを作成するために、 イ
メージをアニメートすることもできます。
作業のこつ LIGHTING が最もリアルに機能するのは、 フォアグラウンドの照明エフェクトに使用
されるイメージが、 バックグラウンドイメージのレイヤーにも統合されている場合です。 これによ
り、 フォアグラウンドとバックグラウンドの両方にエフェクトが適用されるため、 全体的な仕上
がりが自然になります。
LIGHTING 機能を有効にするには、 MAIN MENUS の 「 LAYER 」 を選択し、 次に 「 GROUPS 」 の 「 LIGHTING 」
を選択します。 その後、 「 FUNCTIONS 」 メニューから 「 LIGHTING 」 を選択します。
LIGHTING コントロールノブ
MINIMUM LEVEL (最小レベル)
「 LIGHTING 」 の入力レベルと内部の照明レベルをミックスする割合を決定します。 同コントロ
ールの範囲は 0% から 100% で、 デフォルト設定は 25% です。
0% は、 「 LIGHTING 」 入力のイメージが照明として、 フォアグラウンドの被写体に与える影響は最
小です。 100% では、 「 LIGHTING LEVEL RED/GREEN/BLUE (照明レベル赤 / 緑 / 青) 」 および
「 LIGHTING LEVEL MASTER (照明レベル・ マスター) 」 で設定した値が照明として、 フォアグラ
ウンドの被写体に与える影響は最大になります。
「 LIGHTING LEVEL RED/GREEN/BLUE 」
および 「 LIGHTING LEVEL MASTER 」 を調整することで、 MINIMUM LEVEL に色を加えることもで
きます。
設定の変更
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