1. 片手でスピーキングバルブ (または、 使用する場合にはキャップ)を保
持し、 もう一方の手でリムーバルエイドを持ち、 HMEカセットの上に置
きます(図15)。
2. 両方のハンドルでHMEカセットをはさみます(図16)。 HMEカセットが
割れて緩みます(図17)。
3. HMEカセットを廃棄します(図18)。
洗浄
スピーキングバルブを良好な動作状態で維持し、 微生物の増殖を避けるた
めには、 毎日、 洗浄および消毒する必要があります。
注意:スピーキングバルブの洗浄および消毒は、 かならず、 下記の指示に従
って実施してください。 破損する可能性があるため、 煮沸したり、 消毒に過
酸化水素を使用しないでください。
1. 前述の指示に従ってスピーキングバルブからHMEカセットを取り外しま
す。
2. 上部を2分間前後に回転させながら、 ぬるま湯(20~40℃/68~104℉)
でスピーキングバルブの両面を丁寧にすすぎます(図19)。
3. ぬるま湯(35~45℃/95~113℉)250mlに食器用洗剤を2滴混ぜます。
スピーキングバルブが破損する可能性があるため、 沸騰したお湯は使
用しないでください。
4. スピーキングバルブをハンズフリーモードに切り替え、 この洗剤入り温
水に15分間浸漬します(図20)。
5. スピーキングバルブの両面をぬるま湯(35~45℃/95~113℉)で15秒
間すすぎます(図21)。 スピーキングバルブの全ての部品を内部まで確
実に洗浄するため、 すすぎながら、 ハンズフリーモードとロックモード
を数回切り替えてください。
6. 本品の中に痰(たん )などの付着物が残っていないか点検します。 残っ
ている場合は、 上記ステップを繰り返します。
7. 洗浄後、 スピーキングバルブをハンズフリーモードに切り替え、 清潔な
ガーゼの上に置き、 少なくとも2時間空気乾燥させます(図23)。 スピー
キングバルブが完全に乾いた後は、 再度使用するか、 清潔な密閉容器に
入れて保管することができます。
注意:スピーキングバルブは、 完全に乾くまで使用しないでください。
洗剤などのわずかな残留物を吸い込むと、 ひどい咳および気道の炎症
を引き起こす可能性があります。
スピーキングバルブの消毒
本品が汚れている場合、 あるいは汚染のリスクがあった場合には、 消毒が必
要となることがあります。 次のようなケースでは本品から意図せずに感染す
る可能性があります : ペットが本品に触れた;呼吸器感染を起こした人と接
触した;その他のひどく汚れた物と接触した。 その場合、 本品は、 使用前に
洗浄および消毒する必要があります。 消毒が必要な場合には、 まず、 上記
の指示に従って機器を洗浄し、 その後、 以下の手順に従って消毒します :
1. まず、 上記 「洗浄」 に記載されるステップ7以外の手順に従って洗浄しま
す。 洗浄後、 スピーキングバルブをハンズフリーモードに切り替え、 70%
エタノールまたは70%イソプロピルアルコールに10分間浸漬します(図
22)。
注意:過酸化水素は使用しないでください。
2. 洗浄および消毒後、 スピーキングバルブを清潔なガーゼの上に置き、 少
なくとも2時間空気乾燥させます(図23)。 スピーキングバルブがハンズ
フリーモードになっていることを確認してください。
3. スピーキングバルブが完全に乾いた後は、 再度使用するか、 清潔な密閉
容器に入れて保管することができます。
注意: スピーキングバルブは、 完全に乾くまで使用しないでください。 ア
ルコールの揮発成分を吸い込むと、 ひどい咳および気道の炎症を引き起
こす可能性があります。
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