7 膜厚計のパラメータの設定(続き)
読取り値&差分(Δ) - モデルT(図10):
読取り値&差分:最後の読み取り値、
およびメニュー→制限値の記録→
制限値の作成→名⽬値の設定を押して設定
した名⽬値との差を表⽰します。
画⾯の表⽰内容を設定するには:
画⾯→画⾯の設定→画⾯上部、または画⾯下部を選択します。
1
ソフトキーを使って、⽬的のオプションを強調表⽰してから
2
[選択]を押します。
注:⽚⽅の画⾯で[無し]を、もう⽚⽅で[読取り値]または[ランチャート]を選択する
と、読取り値またはランチャートが画⾯いっぱいに表⽰されます。それ以外のオ
プションの組み合わせを選択した場合は、指定したとおりに、情報が上下に分か
れて表⽰されます。
7.4 測定範囲
Elcometer 500は、コンクリート等の下地に塗られた厚さ10mm
(390mil)までの塗膜を「パルス·エコー」⽅式で測定します。これ
は、プローブの接触⾯から試料の密度が変わるところまでの距離を測定
する⾮破壊式の⽅法です。
Elcometer 500の測定範囲は、⼀般的なエポキシ塗料で10mm(390mil)
までですが、使⽤するプローブによっては、ゴムなどの⾳を吸収しやす
い被膜の測定範囲が狭まる可能性があります。詳しくは、Elcometerに
お問い合わせください。
7.5 下地
Elcometer 500は、コンクリート等の下地に塗られた塗料の厚さを測定
するように設計されています。これには、乾式壁、⽯膏ボード、コンク
リートブロック、レンガ、⽯、軽量コンクリートブロック、セメント質
の材料などが含まれます。
Elcometer 500は、表⾯の粗い下地と滑らかな下地の両⽅に適しています。し
かし、超⾳波を利⽤するので、表⾯が粗くなるに従って、読み取り値が不
安定になる可能性があります。これは、画⾯右端の信号強度インジケーター
を⾒るとわかります。インジケーターが緑の場合は、信号の強度が⼗分で読
み取りも安定しています。緑になっていない場合は、試験⾯上でプローブを
少しずつ動かして、強い信号を受信できる場所を⾒つけてください。
c
スキャンモードでは表⽰できません(jp-8ページの「スキャンモードでの測定-モデルT」を参照)。
www.elcometer.com
c
図10:読取り値&差分
jp-12
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