10 膜厚計の校正(続き)
10.4 校正値の保存
1点式校正、および塗装材料の選択による校正⼿順の最後に、後で校
正値を使⽤できるように、膜厚計のメモリに保存するかどうかを確認
するメッセージが表⽰されます。
校正値を保存するには[はい]を選択し
(図18)、試料や作業を⽰すわかりやすい
名前を付けて保存します。
この校正値は[ユーザー登録の材料]リス
トに追加されるので、次回、塗装材料を選
択して校正するときに使⽤することができ
ます(セクション10.5「塗装材料の選択に
よる校正」を参照)。
ElcoMaster を使うと、保存した[ユーザー登録の材料]リストを他の
®
Elcometer 500膜厚計にいつでも転送できます。
10.5 塗装材料の選択による校正
膜厚計には、⾳速がわかっている材質のリストが2つ保存されていま
す。これらのリストから、試料に該当する材質を選ぶことによって、
膜厚計を校正します。
⼀般的な材料:エポキシ、PVC、ゴム、ポリウレタン、アスファルト
ユーザー登録の材料:ユーザー定義の名前と⾳速値を持つ材質を64種
類まで登録できるリスト。次のいずれかの⽅法で塗料を定義します。
1点式か⾳速⼊⼒による校正を⾏います。jp-16ページのセク
ション10.2「1点式校正」およびjp-18ページのセクション
「⾳速⼊⼒による校正」を参照してください。
Elcometer 500⽤校正⽤⾦型(CCM)で⾒本を作製して⾳速
を算出します。詳しくは、jp-22ページのセクション11を参
照してください。
ElcoMaster を使うと、保存した[ユーザー登録の材料]リストを他の
®
Elcometer 500膜厚計にいつでも転送できます。
注意:同じ材質の塗料でも⾊が違うと、⾳速が異なる場合があります。
jp-19
R
図18
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