10 膜厚計の校正(続き)
10.3 ⾳速⼊⼒による校正
この⽅法で厚さ計を校正するには、膜厚を測定する塗料の⾳速がわ
かっていなければなりません。⾳速がわからない場合は、1点式か塗
装材料を選択する⽅法を使⽤してください。または、Elcometer
500⽤校正⽤⾦型(CCM)で⾒本を作製して⾳速を算出することもで
きます(jp-22ページのセクション11を参照)。
メニュー→校正→校正⽅法を押し、[⾳速⼊⼒]を選択します。
1
[⾳速⼊⼒]を既に選択している場合は、メニュー→校正→校正
するを押します。
現在選択している校正⽅法を⽰すアイコンが、読み取り値画⾯の右端に表⽰されます。
既知の⾳速値を⼊⼒します。このため
2
には、
0~9のいずれかを選択し、
キーを使って次の桁に移動します。⼊
⼒し終わったら、[設定]を押します。
膜厚を測定する塗料の⾳速がわからない場合は、
Elcometer 500⽤校正⽤⾦型(CCM)で⾒本を
作製して⾳速を算出することもできます(jp-22
ページのセクション11を参照)。
プローブが摩耗していないことを確認し、正確で繰り返し性の⾼
3
い測定を⾏うために、プローブのゼロ点を調整するようにという
メッセージが表⽰されます。プローブの接触⾯をきれいにしてか
ら空中に差し出し、[ゼロ]を押してください。
プローブのゼロ点調整は、膜厚計の校正⼿順の⼀部ですが、センサー⾯に適量のオ
イルが塗布されていることとプローブチップの摩耗状態を確認するために、いつで
も⾏うことができます。詳しくは、jp-24ページのセクション12「プローブのゼロ
点調整」を参照してください。
校正⼿順の最後で、後で校正値を使⽤できるように、膜厚計のメモリに
保存するかどうかを確認するメッセージが表⽰されます。詳しくは、
jp-19ページのセクション10.4「校正値の保存」を参照してください。
⼊⼒した⾳速値を使って膜厚計が校正され、
その⾳速値が画⾯の右端にある校正⽅法のア
イコンの下に表⽰されます(図17)。
[Escape]を押すと、操作をいつでもキャ
ンセルできます。膜厚計は校正されません。
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ソフトキーを使って
ソフト
R
図16
図17
jp-18