システムの設置
3.0
構造の荷重要件 : LAD-SAF™ 垂直親綱シリーズを設置する構造物には、 システムの設置による総荷重を支えられる強度が必要です。
3.1
静的荷重 : システムにかかる静的荷重には、 トップブラケッ トの重量、 システムの長さあたりのケーブルの重量、 安全率 (SF) が含まれます。 以下の例
では、 30 m (100 ft) のシステムにかかる静的荷重を算出しています。
L3トップブラケッ トの重量 = 10.9 kg (24 lb.)
1.
9.5 mm (3/8 in) 1x7 亜鉛メッキケーブル30 m (100 ft) の重量 = 12.3 kg (27 lb.)
2.
総静的荷重 : (24 lb. + 27 lb.) x 1.2SF = 61 lb.
3.
動的荷重 : 以下は、 使用者1人あたりのシステムにかかる動的荷重です。
1人 : 12 kN (2700 lb.)
1.
2人 : 14.76 kN (3320 lb.)
2.
3人 : 17.51 kN (3940 lb.)
3.
4人 : 20.27 kN (4560 lb.)
4.
総荷重 : 構造物にかかる総荷重は、 システムの長さと種類について、 上記の静的荷重と動的荷重を考慮する必要があります。 以下の例では、 構造物
にかかる総荷重を算出しています。
30 m (100 ft) システムの静的荷重 : 0.27 kN (61 lb.)
1.
2人用システムの動的荷重 : 14.76 kN (3320 lb.)
2.
総荷重 = 15 kN (3381 lb.)
3.
以下のシステムでは、 一度に最大2人がシステムを使用できます (表2を参照) 。
L1、 L2、 W1、 CE1システム。
以下のシステムでは、 一度に最大4人がシステムを使用できます (表2を参照) 。
L3、 M1、 M2、 T1システム。
構造物に必要な垂直親綱の連続長さが151 m (500 ft) を超える場合は、 以下の部品を使用するようにして ください。
6116633 (4人) - 151 m (500 ft) 超、 最大242 m (800 ft) まで。
6116633 (定格で3人) - 242 m (800 ft) 超、 最大606 m (2000 ft) まで。
; システムの使用可能人数を2人に指定すると、 アタッチメン ト構造にかかる荷重を軽減できます。
;
; 他の設置要件により、 システムの使用可能人数が制限される場合があります。 詳細については、 セクション3.0の後半を参
;
照して ください。
ボトムブラケット組立部品 : ボトムブラケッ トの接続部には、 荷重方向にかかる1.6 kN (350 lb.) のシステム初荷重を支えられる強度が必要です。
計算上、 ブラケッ トにかかる荷重は、 踏ざんに取り付けられたアタッチメン ト間で均等に分散されると想定されます。
基本的な設置 : LAD-SAF
3.2
種ケーブル (亜鉛メッキ鋼またはステンレス鋼) の製品番号を確認します。 図2~図12に、 ほとんどのモデルを掲載しています。 一部のブラケッ トは、 ブ
ラケッ トと構造物の間にスタンドオフ型支持材を設置して取り付ける設計となっています。 システムに付属している場合は、 スタンドオフ型支持材の
モデル番号を確認して ください。 スタンドオフ型支持材のモデル番号については、 表1を参照して ください。 該当するモデル番号の説明に従って くださ
い。
通常、 LAD-SAF
垂直親綱シリーズは、 構造物の上部から下部に向かって設置します。 基本的な手順は次のとおりです。
™
ステップ1. トップブラケッ トを取り付ける
ステップ2. ケーブルを トップブラケッ トに接続する
ステップ3. ケーブルガイドを取り付ける
ステップ4. ボトムブラケッ ト組立部品を取り付ける
ステップ5. ケーブルを張る
ステップ6. 設置状態を点検する
事前に設置計画を立てることで、 構造物上での作業時間の短縮、 安全性の向上につながります。
(10.9 kg + 12.3 kg) x 1.2SF x 9.81 m / s2 = 0.27 kN
垂直親綱シリーズは、 さまざまな構造物に簡単に設置できます。 設置の前に、 システム、 ケーブルガイド、 スタンドオフ、 各
™
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