8.1 ロック部品の組み立て
組み立ての際にスライドワッシャが損傷しないように注意して
ください。 スライドワッシャの粒子が挟まると、 システム関節に
横方向の遊びが生じることがあります。
1 ロ ック爪と歯付きリングの軸孔、 およびベアリングナッ トの摩擦表
面に、 装具関節用グリースを少しだけ塗布します。 ロック爪の歯と
歯付きリングの間にグリースが入り込まないように注意してくだ
さい。
2 ロ ック爪用のベアリングナッ トを、 関節の下側部分の開口部に入れ
ます (図10) 。
3 ロック爪を取り付けます (図11) 。
4 関 節の下側部分の開口部に、 関節軸のベアリングナッ トを入れま
す (図12) 。
5 第 1のスライドワッシャの両面に、 装具関節用グリースを少しだけ
塗布し、 関節の下側部分に配置します (図13) 。
6 歯 付きリングを関節の上側部分の前側に配置し、 関節の上側部分
と同一面になるようにします。 波形の部分が、 関節の上側部分に向
いていなければなりません (図14~15) 。
7 関 節の上側部分を取り付けます(図16)。 関節の上側部分が、
遊びなしに配置されていることを確認します。
8 第 2のスライドワッシャの片面にスプレー接着剤を塗布し、
カバープレートに貼り付けます (図17) 。
9 反対側の面に、 装具関節用グリースを少しだけ塗布します。
8.2 カバープレートの取り付け
カバープレートのレバーは組み立て済みです。 以下の手順に従っ
て、 レバーをAに合わせてセッ トする必要があります。
1 必 要に応じて、 カバープレートのスレッ ドをLOCTITE
Super Cleanできれいにします。
2 システム関節にカバープレートを配置します。
3 1 本目の皿小ねじをねじ込みます (軸ねじ、 S1、 図18) 。
4 2本目の皿小ねじをねじ込みます (S2、 図19) 。
8.3 システム関節の運動自由度のチェ ック
システム関節が自由に動く ことを確認してください。 横方向に遊
びがある場合は、 もう一段階厚いスライドワッシャを取り付けてく
ださい。 自由に動かない場合 (ひっかかる場合) は、 もう一段階薄
いスライドワッシャを取り付けてください。
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図10
図11
図12
図13
図15
図14
図16
図17
S1
S2
図18
図19
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