→ 動作パターンが認識されると、ビープ音と振動信号が発信されます。
備考:
切り替えに必要な足部のバウンシング動作が不充分であるか、またはミュート
モード(サイレントモード)になっていると、ビープ音と振動信号が発信されません。
ミュートモードに関する詳細は、「ミュートモード」の記載内容を参照してください
(518 ページ参照)。
4) ビープ音と振動信号が発信されたら、1秒間義肢を伸ばしたままにします。
→ 確認の信号が発信されると、義肢が基本モードに戻ったことが分かります。
備考:
義肢が正しい姿勢になっていないか、または、ミュートモード(サイレントモード)に
なっている場合には、確認信号が発信されません。希望するモードに切り替わるまで動作を
繰り返してください。ミュートモードに関する詳細は、「ミュートモード」の記載内容を参
照してください(518 ページ参照)。
10 その他の各種モード
10.1 バッテリー切れモード
バッテリー残量が5%になると、ビープ音と振動信号が発信されます(528 ページ参照)。この
時、抵抗値はセーフティモード中と同じ値になります。抵抗値は、調整用ソフトによって高いか
低いか選択調整が可能です。その後、義肢のスイッチがオフになります。充電を行なうと、
バッテリー切れモードから基本モード(モード1)に戻すことができます。
10.2 義足充電モード
充電中はどの機能も使用できません。
この間は、セーフティモードの屈曲抵抗が働きます。抵抗値は、義肢製作施設で行なった設定に
よって、高いか低いかの選択がされています。
10.3 セーフティモード
システムに致命的エラーが生じると自動的にセーフティモードに切り替わります(センサーが反
応しないなど)。エラーが解消されるまでは、セーフティモードが作動します。
切り替え前にビープ音と振動信号が発信されるため、セーフティモードに切り替わったことが分
かります(528 ページ参照)。
充電器の取り付け/取り外しを行なって、セーフティモードを解除することができます。解除して
も再度セーフティモードになる場合は、エラーがまだ解消されていないことが考えられます。必
ず公認のオットーボック修理サービスセンターにて点検を受けてください。
エラーの種類や重要度に応じて、セーフティモードで使用できる機能が異なります。これによ
り、エラーの種類に応じて、限定的に歩行が可能になります。
以下の機能が使用可能です。
•
軽度のエラー:連続した立脚相の屈曲抵抗が維持されるものの、遊脚相への切り替えが可能
•
中程度のエラー:連続した立脚相の屈曲抵抗が維持されるものの、遊脚相への切り替えが可
能 エラーの種類によっては、遊脚相制御と立脚相での伸展抵抗が機能する場合としない場合
があります。
•
セーフティモード中の屈曲抵抗の調整 義肢装具施設で行なった設定によって、抵抗値が高い
場合も低い場合も考えられます。
セーフティモードでは以下の機能は使用できません。
•
OPG機能
•
階段上り・障害物乗り越え機能
•
立位機能
•
シッティング機能
10.4 オーバーヒートモード
備考
ミュートモード(サイレントモード)が作動していると、ビープ音も振動信号も発信されませ
ん。
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