備考
充電器を外しても、装具の状態は充電器を接続する前と変わりません。たとえば、装具の電源
を切ってから充電器を取り付けても、充電器を外してから電源を切っても同じです。 装具の電
源が切れている状態で充電器を外すと、ビープ音の音量が徐々に小さくなります
10.2 製品充電中のモード
充電中はどの機能も使用できません。
基本モードに切り替えるには、バッテリー充電後に、製品の充電器を取り外す必要があります。
10.3 セーフティモード
致命的エラーが生じると自動的にセーフティモードに切り替わります(センサーが反応しないな
ど)。エラーが解消されるまでは、セーフティモードが作動します。
義肢製作施設で予め設定した屈曲抵抗は、セーフティーモードで使用でき、少なくとも立脚相抵
抗に相当します。伸展抵抗は小さく、変更できません。これにより、センサーシステムが作動し
ていない場合でも限定的な歩行や座ることができます。
セーフティーモードへの切り替えは、コントロールパネルの赤い
れるビープ音と振動信号によって分かります(443 ページ参照)。
製品の電源のオン/オフを切り替えてから(435 ページ参照)充電器を外すと、現在のセーフ
ティーモードをリセットすることができます それでもセーフティモードに戻る場合は、エラーが
解消されていない可能性があります。義肢製作施設にて点検を受けてください。
10.4 オーバーヒートモード
連続した活発な活動により油圧シリンダーがオーバーヒートすると(長時間坂を下るなど)、
オーバーヒートの影響で温度が上昇すると共に屈曲抵抗が大きくなります。油圧シリンダーが冷
却されると、製品の設定値はオーバーヒートモード前に使用していた値に戻ります。
MyMode「ユーザー定義」の間は、オーバーヒートモードは作動しません。
オーバーヒートモードになると5秒毎に長い振動信号が発信され、オレンジ色の
します。
オーバーヒートモード中に使用できない機能は以下のとおりです。
•
シッティング機能
•
マイモードへの切り替え
•
装具設定の変更
11 お手入れ方法
1) 必要に応じて、湿らせた布と中性洗剤洗浄を使用して製品のお手入れを行ってください。
2) 糸くずのでない布で製品の水気を拭き取り、しっかりと自然乾燥させます。
装具シェルパッド
1) 装具シェルからパッド素材を外します。
2) もしあれば、面ファスナーを全て閉じます。
3) パッド素材に「623P3パイル織パッド布地」または「623F62SpaceTexパッド布地」が使用さ
れている場合は、標準的な中性洗剤を使用して30 °C/86 °Fの温水で手洗いしてください。
その他のパッド素材が使用されている場合は、洗濯表示をよく読み、指示に従ってお手入れ
を行ってください。
4) 洗剤が完全に洗い流されるまで、しっかりすすいでください。
5) 自然乾燥させます。火や熱に直接さらさないでください(直射日光、ストーブやラジ
エーターなどの暖房器具など)。
6) パッド素材が完全に乾いたら、装具シェルの正しい側に取り付け直します。
12 メンテナンス
次の理由から、定期メンテナンスは必ず実施してください。
•
装着者の安全
。
マーク表示と、直前に発信さ
マークが点灯
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