3) 股継手の遠位調整(画像参照 16、画像参照 17):下方のピラミッドアダプターで本製品を
ML方向ならびにAP方向に傾けることができます。
ントを整えます。
5.6.2 調整範囲
パラメーター
工場出荷時設定
5.6.3 歩行パラメーターの調整
注意
安全性を確認せずに試歩行を行うことの危険
装着者が義足に慣れていなかったり不適切な調整により、転倒するおそれがあります
義足で最初に歩く際は、安全上の理由から必ず平行棒につかまって歩行してください。
►
注記
不適切な工具の使用による危険
不適切な工具を使用すると製品が破損する場合があります。
必ず、本説明書で推奨する工具を使用してください。
►
備考
また、使用する股継手の取扱説明書を充分にお読みになってから、歩行パラメーターを調整し
てください。
以下の手順で調整を行ってください(画像参照 22):
>
必要な工具
710H10=2X3 アレンキー
1) 工場出荷時設定を確認します(「試歩行」の章をご参照ください 213 ページ参照)。
2) 遊脚相抵抗を工場出荷時設定より低くすると、快適さを保ちながらも顕著な屈曲抵抗を得る
ことができます。 これにより安全に踵接地を行うことができます。
膝継手の調整を行います。
3) 備考:本製品の立脚相抵抗を高めると膝継手が立脚相で屈曲します。 本製品の立脚相抵抗が
大きすぎると、膝継手は快適な屈曲を行うことができません。
本製品の立脚相抵抗は徐々に大きくして、ちょうど良い抵抗値に設定してください。 立脚相
抵抗の調整は、ゆっくりと時間をかけて行ってください。 適切な抵抗値が得られると、立脚
相では本製品がわずかに沈み、遊脚相が始まる少し前に伸展が最大になります。
5.6.4 予想される問題と解決方法
膝継手 3R60=HDおよび3R106 HD のトラブルシューティング
問題が発生した場合には、選択した膝継手の取扱説明書を確認してください。
C-Leg 3C98-2 およびジニウム膝継手 3B1のトラブルシューティング
以下は、基本的なトラブルシューティングの説明です。 詳細は、それぞれの膝継手の取扱説明書
を確認してください。
本製品を併用し、膝継手が立脚相で屈曲した後に伸展できない場合には、いくつかの原因が考え
られます。 原因を調べ、所定の方法で調整を行い、立脚相で膝継手が伸展できるようにします。
214
遊脚相抵抗(SW)
(画像参照 20)
遊脚相抵抗の増加により、歩
幅が制限されます。
高
調整ネジ(SW)を右方向に回
します。
これにより義足内での股継手のアライメ
立脚相抵抗(ST)
(画像参照 21)
立脚相抵抗の増加により、義
足の伸展時の快適性が促進さ
れます。
低
調整ネジ(ST)を左方向に回
します。