バッテリーまたは充電器の内部に水分が浸入すると、短絡および火災
■
を引き起こす可能性があります。バッテリーまたは充電器の清掃には
高圧洗浄機を使用しないでください。バッテリーまたは充電器を水の
中につけたり、雨や雪の中に放置しないでください。充電器は屋内の
みで使用するように設計されています。充電器をバッテリーに接続す
る際は、接続部が乾いており、汚れがないことを確認してください。
バッテリーを充電しているときは常にその場にとどまり、完全に充電
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されたらバッテリーから充電器を外してください。バッテリーのケー
ブルを差し込んだままにしたり、バッテリーを一晩じゅう充電したり
しないでください。充電中に何らかの問題が発生した場合(例えば、
充電器またはバッテリーが触れないほど異常に熱くなる、または LED
ライトが問題の発生を示すなどした場合)は、直ちに、バッテリーを
充電器から外してください。
バッテリーは充電中に暖かくなる場合があります。バッテリーをバイ
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クのフレームから外して充電する際は、熱の影響を受けず、十分な通
気が得られる安定した表面に置いてください。充電器についても同様
です。充電中のバッテリーまたは充電器を、敷布やカーペットの上に
置いたり、カバーをかけたりしないでください。火災を引き起こす可
能性があります。充電が終わった後、長い間、バッテリーが暖かいま
まである場合は、バッテリーが損傷している可能性があります。
バッテリーまたは充電器は決して開けてはなりません。また分解や改
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造は絶対にしないでください。通電しているコンポーネントに触れな
いでください。バイクの手入れや整備をする前、バッテリーを充電す
る前、バイクを使用していないときには、バッテリーを必ずオフにし
てください。
鍵、コイン、ビスなど金属製の物を、バッテリー、バッテリーの充電
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ソケット、または充電器の充電コネクターに接触させないでください。
マグネット式充電コネクターが小さな金属製の物を引き付け、短絡を
生じさせる可能性があります。ドライバーや釘など、鋭い物がバッテ
リーを突き刺すことがないように注意してください。
燃えている火の近くや過度な熱(例えば、高温になった車内や強い日
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差し)に、バッテリーをさらさないでください。バッテリーの充電、
使用、保管に際して許容される温度範囲が明記されているバッテリー
の仕様に関するセクションを確認してください。バッテリーは電子レ
ンジまたは乾燥器の中に絶対に入れないでください。
バッテリーは常にお子様の手の届かない場所に保管してください。バッ
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テリーはおもちゃではありません。
警告!このセクションの指示に従わないと電子部品に損傷をきた
す原因となり、火災または電気ショックを引き起こし、重傷また
は死亡事故につながる可能性があります。バッテリーが損傷して
いる場合は、充電しないでください。可能であれば、バッテリー
の充電レベルを 50% 未満に下げ、ご自宅やオフィスの屋内には保
管しないでください。要件を満たしたバッテリー専用容器に入れ、
屋外の安全な場所に保管してください。バッテリーに緊急の危険
が生じた場合は、地元の消防署に連絡してください。
10.2..バッテリーの損傷に関する注意点
十分に充電されているバッテリーには、火災を引き起こすに足るエネル
ギーが蓄電されていることに常に留意してください。損傷したバッテリー
の充電、使用、取り扱い、運搬は、ご自分および他者に重傷を引き起こす
可能性があります。
そのため、バッテリーの物理的損傷を定期的に検査することが重要です。
とりわけ事故または衝撃の後の検査は極めて重要です。バッテリーがフ
レーム内に完全に格納されている場合は、バッテリーを検査する際にバ
イクの部分的な分解が必要になることがあります。これはスペシャライ
ズド正規販売代理店で行う必要があります。また、バッテリーを Mission
Control アプリに接続し、バッテリーの機能を定期的に検査することが重
要です。アプリがバッテリー内部の問題を検出してアラート発した場合は、
アプリの指示に従って対応してください。さらにバッテリーは、スペシャ
ライズド正規販売代理店で定期的に検査を受けてください。正規販売代理
店ではさらなる検査ツールを用いるほか、 最新のファームウェアがインス
トールされているかどうかについても確認を行います。異常な状況(例え
ば、充電中にバッテリーが触れないほど熱くなったり、充電器から外した
後も長い間暖かいままであるなど)は、バッテリーが損傷している兆候を
示している可能性があります。
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