b) 作業場の換気に十分配慮してください。 作業場
の換気が十分でないと、 粉じんによる汚染で健康が
害される恐れがあります。
c) 閉じた空間で作業しないでください。 排気ガス中
の一酸化炭素、 不完全燃焼の炭化水素およびベンゼ
ンによる窒息の危険があります。
d) 作業場の整理整頓に心がけてください。 事故の原
因となり得る危険物は作業区域から取り除いておい
てください。 作業場が整理整頓されていないと、
事故を引き起こすことがあります。
e) 作業材料を固定します。 作業材料を締め付ける時
は、 必要に応じてクランプあるいは万力を使用して
ください。 作業材料を手で持たないでください。
f)
作業に適した作業着を着用してください。 だぶだ
ぶの衣服や装身具を着用しないでください。 髪、
衣服、 手袋を本体の可動部に近づけないでくださ
い。 だぶだぶの衣服、 装身具、 長い髪が可動部に
巻き込まれる恐れがあります。
g) 屋外での作業の場合には、 滑り止めのついた履き物
の着用をお薦めします。
h) 本体は子供の手の届かない所に置いてください。
作業場には関係者以外の人を立ち入らせないでくだ
さい。
i)
作業中は不安定な姿勢をとらないでください。 足元
を安定させ、 常にバランスを保つようにしてくださ
い。 これにより、 万一電動工具が異常状況に陥っ
た場合にも、 適切な対応が可能となります。
j)
水を満たした給水タンクのガイドキャリッジへの取
り付けは、 必ず本体をガイドキャリッジに取り付け
た状態で行ってください。 これによりガイドキャ
リッジが倒れるのを防止できます。
k) 穿孔中に埋設された電線、 ガス管や水道管を、 損傷
し、 重大な事故を起こす場合があります。 作業開
始前には、 前もって (金属探知機などで) 現場調
査を行ってください。 例えば、 作業中に誤って先
端工具が電線に触れると、 本体の金属部分とケーブ
ルが通電する可能性があります。
l)
梯子上で作業してはなりません。
m) 本体を肩より上の高さで使用しないでください。
n) 剥がし作業の場合には、 作業側と反対の領域も保
護してください。 剥がれた部分が脱落、 落下し
て他人を傷つける危険があります。
o) 作業場の下方を保護してください。
p) 湿式切断の場合は、 水の流れを確認し、 作業区域
が流出した水や飛び散った水により危険にさらされ
たり損傷を受けたりしないように配慮してくださ
い。
ja
q) 作業場の下方を保護してください。
5.3 熱の危険性
a) 先端工具は使用することで熱くなるので、 先端工具
の交換時には保護手袋を着用してください。
b) 排気とエンジンはかなり熱くなります。 本体は必
ず両手でグリップを掴んで確実に保持してくださ
い。
424
5.4 作動液 (ガソリンとオイル)
a) ガソリンとオイルは通気性の良い場所に、 規定の燃
料容器に入れて保管してください。
b) 給油前に本体を冷ましてください。
c) 給油時には適切な漏斗を使用してください。
d) 清掃作業にガソリンまたはその他の可燃性の液体
を使用しないでください。
e) 作業区域内では本体への給油を行わないでくださ
い。
給油の際には、 ガソリンがこぼれないように注意し
f)
てください。
5.5 切断作業で生じたノロ
ノロに皮膚が触れないようにしてください。
5.6 揮発性ガス
a) 給油時は禁煙です。
b) ガソリン蒸気と排気ガスの吸い込みを防止してくだ
さい。
c) 熱い火花を含む排気ガスおよび切断時に発生する火
花は火災や爆発を引き起こす可能性があります。 発
生する火花が可燃性の物質 (ガソリン、 乾燥した
草など) または爆発性物質 (ガスなど) に引火し
ないことを確認してください。
5.7 粉じん
a) 切断時 (特に乾式切断時) には健康を害する粉じん
が多量に発生します。 本体使用中は、 作業者およ
び現場の直近に居合わせる人は適切な防じんマスク
を着用しなければなりません。
b) 不明の材料を処理する場合、 化学物質を含んだ粉じ
んやガスが発生することがあります。 このような物
質は、 重大な健康障害を引き起こす可能性がありま
す。 発注者または所轄官庁に物質の危険性について
問い合わせてください。 作業者および周囲に居合わ
せる人は必ず該当物質に対して許可された防じんマ
スクを着用してください。
c) 鉱物製材料やアスファルトの切断時に発生する粉じ
んを抑えるために、 できるだけ湿式切断での作業
を推奨します。
d) 含鉛塗料、 特定の種類の木材、 鉱物、 金属など
の母材から生じた粉じんは、 健康を害する恐れがあ
ります。 作業者や近くにいる人が粉じんに触れたり
吸い込んだりすると、 アレルギー反応や呼吸器疾患
を起こす可能性があります。 アスベストが含まれ
る母材は、 必ず専門家が処理を行うようにしてくだ
さい。 切断時に発生する粉じんを抑えるために、
できるだけ湿式切断での作業を推奨します。 作業
場の換気に十分配慮してください。 フィルターク
ラス P2 の防じんマスクの着用をお勧めします。 処