HyperDeck Extremeの出荷時のデフォルト設定はDHCPです。 DHCP (ダイナミ ック ・ ホスト ・
DHCP
コンフィギュレーション ・ プロトコル) は、 ネッ トワークサーバー 上のサービスで、 HyperDeck
Extremeを自動的に検出してIPアドレスを割り当てます。 DHCPは、 イ ーサネッ ト経由で機材
を簡単に接続でき、 IPアドレスの競合が生じないようにできる非常に優れたサービスです。
ほとんどのコンピューターやネッ トワークスイ ッチャーは、 DHCPに対応しています。
静的IP
ネッ トワークの詳細をマニュアルで入力する場合は 「Static IP (静的IPアドレス) 」 を選択しま
アドレス
す。 すべてのユニッ トの通信を可能にするためにIPアドレスを設定する際、 全ユニッ トが同一
のサブネッ ト マスク とゲートウェイ設定を共有している必要があります。 ネッ トワーク 上に、 IP
アドレスの識別番号が同じデバイスが存在する場合、 競合が生じるためユニッ トは接続され
ません。 競合が生じた場合は、 ユニッ トのIPアドレスの識別番号を変更して ください。
Network Access (ネットワークアクセス)
HyperDeck Extreme HDRは、 ネットワークを介してアクセスして、 ファイル転送を行ったり、 HyperDeck
Ethernet Protocolを介してリモートコントロールすることができます。 デフォルトでは、 アクセス可能
な状態になっ ていますが、 Web Media ManagerやHyperDeck Ethernet Protocolを使用している際
に、 個別のネットワークアクセスをできないようにしたり、 ユーザー名とパスワードを入力してアクセ
スするようにして、 セキュリティを高めることも可能です。
FTP (ファイル転送プロトコル)
チェックボックスを使用して、 FTPを介したアクセスの有効と無効を切り替えます。 CyberDuckなど
のFTPクライアントを介したアクセスを行う場合は、 アイコンをクリックしてFTPアドレスをコピーし
ます。 詳細は、 「ネットワークでファイルを転送」 セクションを参照してください。
Web Media Manager ( ウェブメディアマネージャー)
CFastカードまたは外付けディスクのメディ アには、 Web Media Managerを使用して、 ウェブブラウザ
経由でアクセスすることが可能です。 リンクをクリックするか、 ウェブブラウザにコピー&ペーストする
と、 シンプルなインター フェースが開き、 ネットワークを介して、 直接CFastカードや外付けドライブに
ファイルをアッ プロードやダウンロードできます。
デフォルトではアクセスはHTTP経由で有効になっ ていますが、 アクセスを完全に無効にすることも
できます。 また 「Enabled with security only (セキュリティがある場合のみ有効) 」 オプションを使
用して、 アクセスにあたっ て安全証明書が必要になるように設定することも可能です。 デジタル証明
書を使用する場合は、 Web Media Managerへの接続はHTTPSで暗号化されます。 デジタル証明書
に関しては、 「Secure Certificate (安全証明書) 」 セクションを参照してください。
HyperDeck Ethernet Protocol
HyperDeckディスクレコーダーは、 HyperDeck Ethernet Protocolとコンピューターのコマンドライ
ン ・ プログラム (MacのTerminalやWindowsのPuTTY) などを使用して接続できます。 アクセスにユ
ーザー名とパスワードを設定することも可能ですし、 完全にアクセスできないように設定することも
できます。 netcatなどのユーティリティ ・ プログラムを使用している場合、 SSLプログラムを使用して
Blackmagic HyperDeck Setup
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