デフォルトでは、 プロジェクト フレームレートとセンサー フレームレートは、 自然な再生速度では一
致するようになっています。 しかし、 カメラの 「FPS」 メニューの右下にある 「オフスピードフレーム
レート (OFF SPEED FRAME RATE) 」 スイ ッチをタッ プすると、 センサー フレームレートを個別に設
定できます。
センサー フレームレートを変更するには、 タッチスクリーンの左下にあるセンサー フレームレートイ
ンジケーターの横の矢印をタッ プします。 スライダーを左右にドラッグしてフレームレートを変更す
ることも可能です。 スライダーの上には、 一般的に使われているオフスピードフレームレートのオプ
ションが表示されるので、 これをタッ プして選択することも可能です。 これらのオプションは、 現在
のプロジェクト フレームレートに基づいています。
収録したビデオのセンサー フレームレートを変更することで、 DaVinci Resolveでダイナミックかつ視
聴者の興味を引くようなスピードエフェクトを作成できます。 センサー フレームレートをプロジェクト
フレームよりも高く設定すると、 再生した際にスローモーションの効果が得られます。
シャッター (SHUTTER)
「シャッター」 インジケーターは、 シャッタースピードまたはシャッターアングルを表示します。 この
インジケーターをタッ プすると、 カメラのシャッターの値をマニュアルで変更したり、 シャッターの
オート露出モードを設定できます。 「シャッター表示 (SHUTTER MEASUREMENT) 」 設定で、 シャ
ッター情報の表示方法を 「スピード (Shutter Speed) 」 と 「アングル (Shutter Angle) 」 で切り替え
られます。 詳細は、 このマニュアルの 「セットアッ プ設定 (SETUP) 」 セクションを参照してください。
「シャッター (SHUTTER) 」 インジケーターをタップして、 シャッター設定にアクセス
シャッタースピードは、 ビデオのモーションブラーのレベルを決定します。 また、 照明条件の変動を補
うためにも使用できます。 自然なモーションブラーが得られるシャッタースピードや使用可能なオプ
ションは、 撮影に使用するフレームレートによっ て異なります。 例えば30pでの撮影では、 1/60秒のシ
ャッタースピードは180ºのシャッターアングルに相当します。 これは映画制作でよく使用される設定
です。 しかし25pの撮影で同じルックを得るには、 シャッターを1/50に設定する必要があります。 照明
条件が変更したり、 シーン内の動きが増えたりする場合には調整が必要です。
自然なモーションブラーが得られるシャッタースピードを計算するには、 フレームレートに2を掛け
ます。 例えば30pの場合、 シャッタースピードを1/60秒に設定すると自然なモーションブラーが得ら
れます。
センサーにより多くの光が必要な場合は、 シャッターを最も遅い値 (フレームレートと同じ値) に設
定できます。 例えば25pでは1/25、 30pでは1/30です。 シャッタースピードを最も遅い設定にすると、
モーションブラーはやや極端なものになります。
モーションブラーを減らし、 アクションをシャー プにはっきりと表示させたい場合は、 シャッタースピ
ードを速めに設定します。 30pの場合で1/120秒、 25pの場合で1/100秒の設定は、 90度のシャッター
アングルに相当します。
照明の下で撮影する際は、 シャッターが原因でフリッカーが生じる場合がありま
メモ
す。 Blackmagic Studio Cameraは、 現在のフレームレートでフリッカーが生じないシャッ
ターの値を自動的に算出します。 シャッターの調整中、 タッチスクリーン底部に、 フリッカー
が生じないシャッターの値の選択肢が3つ表示されます。 これらのシャッターの値は、 それ
ぞれの国や地域で電源に使用される主電源周波数によっ て異なります。 電源周波数は、 カ
メラの 「セットアッ プ (SETUP) 」 メニューで50Hzまたは60Hzに設定できます。 詳細は、 この
マニュアルの 「セットアッ プ設定 (SETUP) 」 セクションを参照してください。
タッチスクリーン・ コントロール
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