スキャナーのドアを閉じる
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最高品質のスキャンを得るには、 スキャナーのスライドドアを閉じることを推奨します。 ドアが閉ま
りかけている状態から、 ゆっくりと閉まるようにデザインされているので、 スプリング機構が動作す
る感触が得られるまで両側のドアを中央に向かってスライドさせていくだけで後は自動的に閉まり
ます。 ドアが閉まると、 外部からの光が完全に遮断されます。
作業のこつ スキャナーの高品質の光源は、 極めて強い明かりで照らされた場所以外なら
光害の影響を排除します。 フィルムの表面は光沢があるので天井の光を反射してしまい、
キャプチャーしたイメージに斑点として映りこむ可能性があります。 これは、 スキャン中は
スキャナーのドアを開けないことで避けられます。
フィルムがセットされ、 テンションやイメージのフォーカスも調整され、 ドアが閉まったことが確認されたら
キャプチャーが開始できます。
イメージをキャプチャーする際の、 光源のキャリブレーション、 スタビライザー、 キャプチャーパレットの設
定に関する詳細は
DaVinci Resolve
のリファレンスマニュアルでは、 光学オーディオの同期の方法やスキャンのキャプチャーファイルの管理方
法に関してもご確認いただけます。
スキャナーのメンテナンスやサービスに加え、 技術仕様に関する情報は当マニュアルの末尾近くの 「サービ
ス」 と 「仕様」 の項目をご参照ください。
スキャナーの使用
巻き上げタイプ
「巻き上げタイプ」 は、 供給と巻取のポジションと、 供給/巻取スプールの回転方向を意味します。 下の図
のように、 「
」 はフィルムの供給/巻取がスプールの上部から行われるのに対し、 「
A
ます。 これは、 供給と巻取スプールの両方に当てはまります。
メモ デフォルトの巻き上げタイプは
巻取スプールが上部からフィルムを巻き取ることを意味します。 スキャンするフィルムが異なる方
法で巻かれている場合、
フィルムスキャナー・ パネルの 「供給」 と 「巻取」 ボタンで適切な巻き上げタイプを選択することで
組み合わせが変えられます。
巻き上げタイプは、 スプールの回転方向、 オーディオ情報やパーフォレーションの場所、 またフィルムのエ
マルジョン面がスキッドプレート側に向いているかどうかにより変わるので、 プロジェクトに適した組み合
わせを使うことが重要です。
適切な巻き上げタイプを
DaVinci Resolve
のリファレンスマニュアルの
/
で、 これは供給スプールが下部からフィルムを供給し、
B
A
と
を異なる組み合わせにすることができます。
A
B
のフィルムスキャナー・ パネルの設定から選びます。
の項目をご確認ください。
Cintel
」 では下部から行われ
B
DaVinci Resolve
スキャナーの使用
DaVinci
の
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