オーディオスキャン領域のオーバーライド
この設定からオーディオスキャン領域ガイドの縦横の位置調整、 幅および高さの調整ができます。
以下の設定項目があります:
左および幅:
左および幅:
オーディオがフレームの右側にあるフィルムの場合、 「左」 スライダーを調整するこ
とでオーディオスキャン領域ガイドを右に移動できます。 通常、 フィルムの種類が選択されると
自動的にガイドの位置が調整されますが、 必要に応じて、 この設定で更に細かな調整ができま
す。 同様に 「幅」 設定ではスキャン領域ガイドの幅が調整できます。
これらの設定は、 フィルムの光学オーディオ領域に不要な要素が含まれている場合にガイドの枠
の両端を微調整するのに便利なツールです。 これは、 パーフォレーションの損傷やプリントの質に
よって起こり、 オーディオ抽出の質に影響を与えることもあります。 この問題は、 ガイドの両端を微
調整して、 不要なオーディオ要素をガイドの枠外にすることで解決できます。
上:
上:
ガイドの縦方向の位置調整ができます。
高さ:
高さ:
時間の経過によりフィルムは収縮するので、 古いロールのフレームは通常より若干小さいこ
とがあります。 マニュアルでガイドを調整する際に、 「高さ」 スライダーを使用するとフィルムの収
縮具合に合わせて調整できます。
オーディオスキャンの高さの自動調整:
オーディオスキャンの高さの自動調整:
各フレームの上部のオーディオ波形に合わせます。 この自動機能はオーディオが正常な場合に効
果的です。 しかし、 抽出の際にガイドがランダムに動き、 抽出の品質に影響を与える場合は、 フレ
ーム間でオーバーラップするオーディオトラックに、 類似した要素があることが原因している可能
性があります。 このような現象が起きた場合は、 チェックボックスを外し、 抽出を再度行います。
「オーディオスキャンの高さの自動調整」 チェックボックスが選択されていない場合、 「高さ」 設
定でガイドがフレームの適切な場所に配置されるようにしてください。 必要に応じてマニュアル
調整を行うのは効果的ですが、 作業後は自動調整機能を有効にするのを忘れないでください。
オーディオ波形が白:
オーディオ波形が白:
により異なります。 波形が白の場合は、 必ずこのチェックボックスを有効にします。 これにより、
波形の白色の情報がオーディオ抽出の際に使用されます。 波形が黒で、 オーディオ領域の周囲の
色が白の場合は、 チェックボックスを無効にします。 これにより、
使う必要があることを認識します。 中間点検知やモノ検知などのその他の自動機能も、 この設定
が正しく行われていることで適切に動作します。
ファームウェアスタビライズのオーバーライド:
ファームウェアスタビライズのオーバーライド:
ウェア ・ スタビライズに起因してフレームが大きく動くことがあります。 これにより、 オーディオ抽
出ガイドが光学トラックに正しく配置されない場合があります。 このような場合は、 「ファームウ
ェア スタビライズのオーバーライド」 を有効にすると、 ガイドがフィルムのパーフォレーションを
それぞれ追っていき、 位置を調整するのでより良質な抽出が行えます。
濃淡式オーディオ:
濃淡式オーディオ:
チェックボックスを有効にします。 これにより、 抽出するオーディオの種類を
が認識できます。 デフォルトは可変面積式オーディオなので、 「濃淡式オーディオ」 の設定はオ
フになっています。
濃淡式オーディオは陰影のある線の連続で、 圧縮されたバーコードの線のように見えます。 可変
面積式はオーディオの波形のように見えます。
デフォルトはオンです。 自動的にガイドの高さを調整し、
オーディオ波形の色は黒か白のどちらかで、 スキャンするフィルムの種類
フィルムに濃淡式オーディオが含まれている場合は、 「濃淡式オーディオ」
DaVinciResolveを使用してCintelからキャプチャー
が波形の黒色の情報を
DaVinci
稀にフィルムの状態によっては、 内蔵のファーム
DaVinci Resolve
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