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1
6
!4
!4
!4
!5
5
ドライバー溝
1. 差動あり機構の前後調整は、主送り歯 1 の細い送り歯部分に気を付けて調整してください。
2. 主送り歯 1 の前後調整を行なうには、シリンダーカバー止めねじ !4 8 個を緩め、シリンダーカバーセッ
ト !5 を取り外して調整してください。
調整後は、シリンダーカバーセット !5 を取り付けて止めねじ !4 を締めてください。
3. 主送り歯・差動送り歯 ( 1 ・ 3 ) の前後の傾き、水平調整は調整不可能で一定です。
4. 主送り歯・差動送り歯 ( 1 ・ 3 ) の調整後は「$-7. 後針受けの調整」も確認し、必要に応じて再調整し
てください。
5. 送り歯 ( 1 ・ 3 ) が低い時
○ 送り量が弱くなり、送りムラ発生します。
○ 後針受けの高さも低くなり、針折れ、目飛びの原因になります。
6. 送り歯 ( 1 ・ 3 ) が高い時
○ 生地が手前に戻される原因になり、送りキズが発生する原因にもなります。
○ 後針受けの高さも高くなり、針の接触位置が多くなると、ループのできが悪くなり、目飛びの原因に
なります。
2
9
8
!4
!0
!1
!2
4
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(6)主送り歯・差動送り歯の調整方法
1) 送り揺動桿エキセンピン 4 のドライバー溝は水平が
標準位置です。
標準位置からドライバー溝が傾いている時は、止め
ねじ 5 を緩め、送り揺動桿エキセンピン 4 を水平
に直して止めねじ 5 を締めてください。
2) 主送り歯 1 、差動送り歯 3 、針板 2 を取り付け、
針板 2 は固定してください。
3) 先に主送り歯 1 の高さを標準位置に合わせ、止めね
じ 6 を締めて固定してください。
4) 主送り歯 1 手前部の底面に送り歯サポート 7 を当
てて、止めねじ 8 を締めてください。
5) 次に差動送り歯 3 の高さを標準位置に合わせ、止め
ねじ 9 を締めて固定してください。
6) 「#-7. 送り関係の調整、 (1)縫い目長さの調整」を
参照して、主送り歯 1 の最大送り量 3.6mm に合わ
せます。
(主送り歯 1 側面に定規を当て、プーリーを逆時計
方向に回して確認)
7) プーリーを逆時計方向に回し、針板 2 の送り溝前後
部に主送り歯 1 が接触していない事を確認します。
接触時は、主送り揺動桿リンク !0 の止めねじ !1 を
緩め、主送り揺動エキセン駆動スタッド !2 を回し、
針板 2 が送り溝前後部分に接触しないように合わせ
ます。調整後は、止めねじ !1 を締めてください。
8) 主送り歯 1 前後運動量の調整後には、使用(縫製)
縫目長さに合わせてください。