フレームレートの選択
フレームレートの選択肢が多いため、 どのフレームレートが最適なのか迷うかもしれません。 カメラのセ
ンサーのフレームレートは、 フッテージの "ルック" にも大きな違いを生み出します。 一般的に、 センサー
フレームレートは、 以下に挙げる要素を考慮して選択します。映画とテレビには、 長年に渡って使用され
ている表示基準があります。 国によってフレームレートの基準は異なりますが、
準は、 滑らかでリアルな動きを表現するという同一の目的のために設定されています。
例えば、 映画では
が基準となっています。 近年、 より高速のフレームレートが実験的に使用されて
24fps
いますが、 世界的には
24fps
各国の放 送技術基 準に則しています。 例えば、 テレビのコンテンツ制作では、 北アメリカでの放 送 用に
は
.
で撮影し、 ヨーロッパでの放 送用には
29
97fps
しかし、 技術の向上に伴ってより多くの選択肢が登場しており、 放 送基準は日々変化しています。 スポー
ツイベントは、 高フレームレートで撮影・放 送されることが一般的になっています。 例として、 いくつかの
スポーツイベントは、 北アメリカでは
より、 高速のアクションでも動きが滑らかで、 よりリアルな映像になります。 一方、 ネット配信やオンライ
ン放 送では、 一般的にテレビと似たフレームレートが使用されています。 しかし、 ユーザーが視 聴フォー
マットを選択可能であり、 また視聴者が使用するスクリーンのディスプレイ性能により制限されるため、
様々なフォーマットを試す機会の多い媒体です。
概して、 プロジェクトのフレームレートは、 納品フォーマットに基づいて決定します。 カメラのプロジェク
トフレームレートを納品フォーマットに合わせると、 センサーフレームがマッチします。 つまり、 撮影したク
リップが、 実際と同じ速度で再生されます。 スローモーションなどの面白いエフェクトを作成したい場合
は、 センサーフレームレートを高く設定します。 プロジェクトフレームレートに比べてセンサーフレームレ
ートが高いと、 再生速度が遅くなります。 例えば、
ームレートで、 スーパースローモーションを撮影できます。
オフスピードのセンサーフレームレートを使ったクリエイティブなエフェクトの作成に関しては、 「タッチ
スクリーン・ コントロール」 セクションを参照してください。
高フレームレートでの撮影
高フレームレートで撮 影する際、 カメラは通常の速 度でのフレームレート (
フレーム数を増やして撮影します。 つまり、 イメージセンサーが各フレームをキャプチャーする際の受光
時間が短くなるため、 イメージが暗くなります。
例えば、
から
に切り替えた場合、 センサーに届く光量は半分になります。 そのため、 適切な
25fps
50fps
露出を得るには、 カメラのレンズを
明を追 加して補正する必要があります。
しかし、
での撮影では光量は
120fps
複数の要素を調整することで、 同じレベルの露出が得られます。
高フレームレートでの撮影時に注意すべき他のポイントは、 電子的な照明はフリッカーの原因になる可能
性があることです。 特に、
50Hz
撮影する際、 人工的なタングステン、 蛍光灯、
ます。
および
フィードでシーンのチェックをする際や収録中には、 フリッカーが生じていることが
LCD
SDI
分からないことがあります。 そのため、 使用を検討している照明でテスト撮影を行い、 フリッカーの有無
を確認することは重要です。
が幅広く支持されていると言えます。 テレビのフレームレートは、 一般的に
25fps
.
、 ヨーロッパでは
59
94fps
URSA Mini Pro 4
段多く開けるか、 シャッターアングルを
1
/
になるため、 レンズアパーチャー、 シャッターアングル、 照明など
1
5
の環境で
を超えるフレームレート、 または
100fps
の照明はイメージにフリッカーが生じる原因となり得
LED
秒ごとのフレーム数の基
1
で撮影します。
で撮影・放送されています。 これに
50fps
.
では極めて高いセンサーフレ
6K G2
、
24
25
ºから
180
60Hz
、
) より毎秒の
30fps
ºに開くか、 照
360
の環境で
で
120fps
収録
330