4.2. aScope 3 の操作
aScope 3 の持ち方と先端の操作 6a
aScope 3 のハンドルは左右どちらの手でも持つことができる。 aScope 3 を持っていない方の手
は、 挿入コードを患者の口や鼻へ挿入するために使用できる。
親指で制御レバーを動かし、 人差し指で吸引ボタンを操作すること。 制御レバーは、 垂直面内で
aScope 3 の先端を曲げたり拡張したりするために使用できる。 制御レバーを下方へ動かすと、 先
端が前方へ曲がる (屈曲) 。 制御レバーを上方へ動かすと、 先端が後方へ曲がる (拡張) 。 挿入コ
ードは、 先端の最適な曲げ角度を保持するために、 常に可能な限り真直ぐに持つこと。
チューブ接続 6b
チューブ接続は、 挿管中にETTとDLTをISOコネク タで取り付けるために使用できる。
aScope 3 の挿入 7a
aScope 3 を患者へ挿入する際には、 医療用潤滑剤で挿入コードを潤滑する。 aScope 3 のカメラの
画像が鮮明でなくなった場合、 先端を粘膜壁でそっと拭いたり、 aScope 3 を取り外して先端を掃
除できる。 aScope 3 を口から挿入するとき、 aScope 3 の損傷を防止するためにマウスピースを使
用することを推奨する。
液体の注入 7b
aScope 3 の上部にある作動チャンネルポートへシリンジを挿入することで、 作動チャンネルから液
体を注入できる。 ルアーロックシリンジを使用するとき、 同梱のイントロデューサを使用する。 シリ
ンジを作動チャンネルポートまたはイントロデューサへ挿入して、 プランジャを押して液体を注入
する。 このプロセスの間、 吸入を行わないこと。 なぜなら、 これにより注入された液体が吸入収集
システムへ向かうためである。 すべての液体がチャンネルを出るように、 2ml の空気でチャンネル
をフラッシュすること。
吸引 7c
吸引システムが吸引コネク タへ接続されているとき、 人差し指で吸引ボタンを押すことで吸引を開
始できる。 イントロデューサと内視鏡アクセサリまたはそのいずれかが作動チャンネルへ挿入され
ている場合、 吸引能力が低下することに注意すること。 最適な吸引能力を得るために、 吸引中はイ
ントロデューサまたはシリンジを完全に外すよう推奨します。
内視鏡アクセサリの挿入 7d
aScope 3 用の適切なサイズの内視鏡アクセサリを常に選ぶようにすること(セクション 1.2 を参
照)。 使用前に、 内視鏡アクセサリを検査すること。 その操作性または外観に欠陥がある場合、 交
換すること。 内視鏡アクセサリを作動チャンネルポートへ挿入して、 aView に表示されるまで、 作
動チャンネルを注意深く前進させる。 微生物ブラシのようなソフ トなアクセサリの挿入を促進する
ために、 エンクローズドイントロデューサが使用できる。
aScope 3 の引き出し 8
aScope 3 を後退させるときは、 制御レバーをニュートラル位置にすること。 aView のライブ画像を
確認しながら、 慎重に aScope 3 を引き出すこと。
4.3. 使用後
目視検査 9
1.
屈曲部やレンズ、 挿入コードに不足部品がないか? もしある場合、 不足部品を発見するため
の是正措置をとること。
2.
曲げ部分、 レンズ、 または挿入コードに破損の形跡がありますか? もしある場合、 製品の完
全性を検査し、 部品の欠落がないことを確認すること。
3.
曲げ部分、 レンズ、 または挿入コードに切断部、 穴、 たるみ、 膨張、 または他の異常がありま
すか? もしある場合、 製品の完全性を検査し、 部品の欠落がないことを確認すること。
是正措置 (1 から 3 まで)をとる場合、 地域の病院で定めれた手順に従って実施すること。
挿入コードのエレメントは、 放射性不透過性である。
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