ケイデンス除去
ケイデンス除去は、 3:2 プルダウンシーケンスの除去を含みます。 3:2 プルダウンは、 テレシネで 24 フレー
ム / 秒 のフィルムを、 5 9 . 9 4 フィールド / 秒 のビ デ オに 変 換 する際 に 適 用され ます。 Te r a n e x
プロセッサーは、 3:2 プルダウンでビデオを 24fps に変換する際に、 ケイデンスを自動的に除去します。
VIDEO
IN
SDI
HDMI
OUT
ANLG
NTSC のフレームレートからフィルムのフレームレートに変換する際に、
ケイデンス除去が自動的に適用されます。 例: 59.94fps から 23.98fps へ変換。
クリーンケイデンス
Teranex 2D および 3D のクリーンケイデンス処理は、 損傷したケイデンス、 非標準あるいはミックスケイデ
ンスを除去し、 クリーンな 3:2 プルダウンを生成します。 3:2 ケイデンスは、 59.94 の素材にのみ存在します。
つまり、 クリーンケイデンスは、 59.94 フレームレートで作業している場合にのみ使用できます。 以下の例
では、 クロスコンバージョンを実行して、 エンベデッドオーディオのついた 1080i59.94 の SDI ビデオ信号で
クリーンケイデンス処理を行います。
作業のこつ
高度なクリーンケイデンス設定に関する詳細は、 164 ページの 「詳細メニュー
( Advanced ) 」 を参照してください。
Teranex の電源を入れて、 入力および出力を接続します。
入力の設定
コントロールパネルの 「 IN 」 ボタンを押して、 「 SDI 」 を選択します。 Teranex は LCD に入力ビデオ
1
を表示し、 入力フォーマットを自動的に検出して対応するボタンが光ります。
オーディオ入力フォーマットで 「 EMBED 」 を選択します。
2
出力の設定
コントロールパネルの 「 OUT 」 ボタンを押します。 すべてのアクティブなビデオ出力ボタンが
1
青く光ります。
「 1080 」 ボタンを押します。 ボタンは緑に光ります。 「 I 」 ボタンでインターレース出力を選択し、
2
「 59.94/60 」 ボタンでフレームレートを設定します。 これらのボタンは緑に光ります。
ソフトメニューボタンを使っ て 「 Change 」 を選択します。 これで LCD に出力ビデオが表示され、
3
すべての出力コネクターに送信されます。 選択したボタンは青く光っ て、 設定を確認できます。
この例では、 アスペクトレシオは 16:9 に固定されています。 しかしマニュアルで調整したい場
4
合は、 「 ADJ 」 ボタンを押せば、 ソフトメニューボタンおよび LCD を使っ てアスペクトレシオ
設定を調整できます。
AUDIO
FORMAT
FRAME
486
576
EMBED
AES
720
1080
2K
ANLG
1080
RATE
P
23.98
24
ANAM
LBOX
I
25
50
PBOX
29.97
59.94
PSF
SMART
30
60
ASPECT
14:9
CCUT
ZOOM
ADJ
変換ワークフロー
153
153