ー、ステム、シートポストに深いかき傷や亀裂、変色がないかチェックし
ます。これらは金属疲労の兆候で、耐用年数に達したことを示しています
から、交換する必要があります。付録Bも参照してください。
警告:バイクとそのコンポーネントも、他の機械と同じように磨耗し、金
属疲労がたまります。素材や構造によって磨耗や金属疲労が進む度合いは
異なり、したがって寿命もまちまちです。製品寿命の過ぎたコンポーネン
トは、あるとき突然著しく破損し、死亡事故を含め重大な事故を招くおそ
れがあります。かき傷、亀裂、擦り切れ、変色は金属疲労の兆候で、部品
が耐用年数に達したことを示していますから、交換する必要があります。
バイクや個々のコンポーネントの素材と仕上がりについてメーカーが一定
期間の保証を設けている場合でも、製品が保証期間を通して故障のない状
態を保つことを約束するものではありません。バイクの寿命は一般的に、
ライディングスタイルと手入れの仕方で変わってきます。製品保証は、バ
イクが壊れないことや長持ちすることを約束するものではなく、そのバイ
クがあくまで保証の条件を受けられるという意味です。37ページ以降の付
録A「バイクの使用目的」、付録B「バイクとコンポーネントの寿命」を必
ずお読みください。
5. 必須:機械関連の安全点検(セクション1.C)で左右どちらかのブレーキレ
バーに不具合があれば、乗る前に販売店でブレーキの点検を受けてください。
チェーンがギア間をスムーズに移動しない場合は、ディレーラーの調整がずれ
ていますので、販売店に相談してください。
6. ハードなオフロードライディング25時間~オンロードライディング50時間毎
に、バイクを販売店に持っていき、全体の点検を受けてください。
まず、お客様ご自身がケガをしていないか確認し、できるかぎり手当してくだ
さい。必要があれば病院で処置を受けてください。
次に、バイクの損傷をチェックします。
衝突した場合は、必ずバイクを販売店に持っていき、詳細な点検を受けてくだ
さい。フレーム、ホイール、ハンドルバー、ステム、クランクセット、ブレーキな
ど、カーボン複合素材のコンポーネントが衝撃を受けた場合には、販売店が分解し
て詳しく点検しないうちは、絶対に乗らないでください。
付録B「バイクとコンポーネントの寿命」もお読みください。
警告:衝突などの衝撃は、バイクのコンポーネントに著しい応力をかける
ため、金属疲労が早まる可能性があります。金属疲労のたまったコンポー
ネントはあるとき突然、著しく破損し、コントロールを失ったり、重傷、
死亡事故につながったりするおそれがあります。
B.バイクが衝撃を受けた場合
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