タバルブに空気を入れる場合、バルブ開放後にバルブ軸にねじ留めするプレスタア
ダプター(バイクを購入したお店で入手可能)が必要になります。このアダプター
は、シュレッダー用ポンプの口金に適合するようになっています。空気を入れ終え
たら、バルブを閉じてください。プレスタバルブから空気を抜くには、バルブ軸の
ロックナットを緩め、バルブ軸を押し下げます。
警告:バイクでお出かけの際には、予備のインナーチューブを携行するよ
う強くお勧めします。チューブパッチは応急処置です。パッチの当て方が
間違っていたり、複数のパッチを当てないでおいたりすると、チューブが
その機能を果たさなくなって破損し、コントロールを失って転倒するおそ
れがあります。パッチを当てたチューブは、できるだけすみやかに交換し
てください。
警告:技術の進歩によってバイクとそのコンポーネントはますます複雑化
し、技術革新は加速度を増しています。そのため、バイクの適切な修理と
メンテナンスに必要な情報をこのマニュアルに網羅することはできませ
ん。事故とそれに伴う負傷のリスクを最小限に抑えるために、このマニュ
アルでとくに取り上げていない修理やメンテナンスは必ず販売店に依頼し
てください。また、お客様自身が行うメンテナンスの要件は、ライディン
グスタイルから地理的条件に至るまであらゆる要因によって異なりますの
で、必ずお求めの販売店にご相談ください。
警告:バイクの保守・修理作業の多くは、特別な知識と専用の工具が必要
です。お客様自身がバイクの調整や保守を行う際には、事前に必ず適切な
方法を販売店に確認してください。特に重要なパーツの修理については、
十分な知識と技術を持つ専門のバイクメカニックに依頼することをお勧め
します。不適切な調整や保守作業はバイクを損傷する可能性があり、重傷
や死亡事故につながるおそれがあります。
バイクの主な保守・修理作業の仕方は、次の方法で確認することができます。
1. バイクのコンポーネントについてメーカーが作成している取り付け・保守説
明書を販売店から入手する。またはコンポーネントのメーカーに問い合わせる。
2. バイクの修理に関する本を販売店で教えてもらう。
3. 近くで受けられるバイク修理講習会を販売店に問い合わせる。
バイクに初めて何か手を加えたら、正しくできているかどうか、乗る前に販売
でチェックしてもらうことをお勧めします。このサービスは販売店が行うため、多
少の料金がかかる場合があります。
また、インナーチューブやライトなど、スペアパーツの交換が必要になったと
きに交換方法を教えてもらったら、お客様のバイクにはどの部品が適切かについて
も販売店に教えてもらうことをお勧めします。
整備作業の中には、お客様ができる作業、またお客様自身にやっていただきた
い作業があります。そのような整備作業では、このマニュアルで取り上げている範
囲を超えた特別な工具や知識は必要ありません。
お客様自身に作業していただきたい整備を以下に挙げます。これら以外の整
5.整備
A.整備の間隔
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