すべてのバイクがそのようなライディングを想定して設計されているわけでは
なく、そうであっても全ての過激なライディングにも適さないバイクもあります。
そうした激しいライディングを試みる前に、お客様のバイクの適性について販売店
に確認してください。
ダウンヒルを高速で走行すると、場合によってはオートバイと同等の速度に達
する可能性があります。つまり、オートバイで走るのと同じレベルの危険に直面す
ることになります。適切な能力を持ったバイク整備士にバイクと装備品を入念に点
検してもらい、それらに問題がないことを確かめてください。また、お客様が走ろ
うとしているコースのコンディションや望ましい装備について、ベテランのライダ
ー、コースの職員、競技の役員などに相談してください。認定されたフルフェイス
ヘルメット、指先まで覆うグローブ、ボディプロテクターなど、適切な安全装備を
着用してください。最終的には、適切な装備品をそろえ、コースのコンディション
を知ることは、お客様自身の責任です。
警告:バイクに関するカタログ、広告、記事には、しばしば激しいライデ
ィングを行うライダーの画像や映像が用いられていますが、こうした行為
はきわめて危険であり、ケガや死亡のリスクを高めると共に、ケガの程度
をより重いものにします。撮影されたアクションを演じているのは、長年
にわたって訓練と経験を重ねてきたプロであることを忘れないでくださ
い。自分の限界を把握し、つねにヘルメットやその他の適切な安全装備を
着用してください。最新の防護用安全装備を身に着けていても、ジャン
プ、スタント、高速でのダウンヒルライディング、競技などを行うと、重
大なケガを負ったり死亡したりする可能性があります。
警告:バイクとバイク用部品には強度と信頼性の限界があり、この種のラ
イディングでは、そうした限界を超えてしまう可能性があります。
リスクが高まるという理由から、SPECIALIZEDではこの種のライディングをお勧
めしていません。しかし、あえてそのリスクを負うのであれば、少なくとも次の事
柄を守ってください。
•
まず優れたインストラクターのレッスンを受けましょう。
•
最初は簡単な練習課題から始めて、徐々にスキルを磨いてから、より難し
く危険なライディングにトライしましょう。
•
指定された専用のコース以外の場所では、スタント、ジャンプ、レース、
または高速でのダウンヒルライディングを行わないでください。
•
フルフェイスヘルメット、防護パッド、その他の安全装備を着用してください。
•
この種のライディングによって、バイクには大きな負荷がかかってバイクの部
品が壊れる可能性があり、保証が無効になることを理解、了承してください。
•
何かが壊れたり、曲がったりしたときは、バイクを販売店へ持ち込んで修
理を依頼してください。どこかが壊れたまま、そのバイクに乗り続けない
でください。
高速でのダウンヒルライディング、スタント、競技でのライディングを行うと
きは、ご自身のスキルと経験の限界を把握してください。最終的には、ケガを負う
リスクを避けることは、お客様自身の責任です。
G.コンポーネントの変更やアクセサリーの追加
バイクの快適性、性能、あるいは外観を向上させるコンポーネントやアクセサ
リーが数多く市販されています。しかし、もしお客様がコンポーネントを変更した
り、アクセサリーを追加したりした場合、お客様はそれに伴うリスクを引き受けた
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