はじめに
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プログラムバスのソース選択ボタンは、 プログラム出力ソースのホッ トスイ ッチに使用します。 現在オンエアされている
ソースのボタンは赤く光ります。 ボタンを押すとすぐにオンエア ・ ソースが切り替わるので、 この列でソースを選択する
場合はくれぐれも慎重に行って下さい !
より安全で順序立ったトランジションを行うには、 切り替えるソースを予めプレビュー列で選択してから、 カッ ト、 トラ
ンジションでオンエアソースを切り替えます。
下部のボタン列は、 プレビューバスのソース選択ボタンです。 ほとんどの場合、 これらのボタンを使って次にオンエアす
るソースを選択します。 ここで選択したソースが次のトランジション後にプログラム出力へと送信されます。 カッ トボタン
あるいはオートボタンを押すか、 フェーダーバーを切り替えることでトランジションを実行できます。 ミックス、 ディ ッ プ、
ワイプ、 DVE、 あるいはその他のトランジションを、 トランジションコントロール ・ セクションで選択できます。
ATEMのようなパワフルなスイ ッチャーでは、 プレビュー列で選択したソースが正しいかどうかを、 トランジションを行
う前にプレビュー画面で確認することができます。 すべてのステッ プを把握できるので、 エラーが生じる可能性は非常
に低いと言えます。 このようにプログラム、 プレビューをそれぞれ確認できるのは、 M/Eスタイルのオペレーションだけ
です。
トランジションが完了すると、 プレビュー列とプログラム列で選択したソースが入れ替わっていることに気付くでしょう。
これは、 プレビュー列で選択したソースがオンエア状態になったためで、 トランジションが完了するとプログラム列で
選択されている状態になります。 オンエアされているソースは常にプログラム列で赤く光っていることを覚えておいてく
ださい。
また、 オート ・ トランジションの最中、 プログラムボタンとプレビューボタンがわずかな時間、 同時に赤く光ります。
これはトランジションの最中に、 両方のソースがオンエアされているためです。
トランジションコントロール ・ セクションで、 さまざまなタイプのトランジションを選択して使用することができます。
ATEM 1 M/E Broadcast Panelには、 2つのトランジションタイプ ・ ボタンが付いています。 1つはDIP/MIX、 もう1つ
はDVE/wipeと表示されています。 これらのボタンでミックス、 ワイプトランジションを選択できます。 シフトキーを押し
ながらミックス、 ワイプを選択すると、 ディ ッ プやDVEなどより多く のタイプのトランジションを選択することも可能です。
また、 両方のボタンを選択すると、 スティンガー ・ トランジションを選択できます。 一方、 ATEM 2 M/E Broadcast
Panelには、 4つのトランジションタイプ ・ ボタンが付いています。 1つはDIP/MIX、 もう1つはWIPE、 STNG、 DVEと
表示されています。 これらのボタンでミックス、 ワイプ、 スティンガー、 DVEトランジションを選択できます。 シフトキー
を押しながらミックスを選択すると、 ディッ プトランジションを選択できます。 コンピューターでATEM Software
Controlパネルを使用している場合、 すべてのトランジションタイプにボタンが割り当てられているので、 シフトキーは
必要ありません。 各トランジションに関する詳細は同マニュアルに後述されています。