ATEMスイ ッチャーの操作
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クロマキー設定
クロマキー
クロマキーは天気予報などで広く使われており、 気象予報士が大きな地図の前に立っているように見える技術です。
しかし実際は、 気象予報士はスタジオ内のブルー/グリーンバックの前に立っています。 クロマキーでは、 2つの映像を
特殊な技術で合成します。 片方の画像から特定の色を切り抜く ことで、 後ろにあるもう1つの画像が見えるようになり
ます。 この技術はカラーキーイング、 カラーセパレーションオーバーレイ、 グリーンスクリーン、 ブルースクリーンなどと
も呼ばれています。
クロマキーの背景には、 コンピューターグラフィックが最も多く使用されます。 コンピューターのHDMI出力または
Blackmagic DesignのDeckLink/Intensityなどのビデオカードを使用して外部コンピューターをATEMスイ ッチャー
に接続し、 ビデオクリッ プをATEMスイ ッチャーに簡単に送信できます。 アニメーションにグリーンバックをレ ンダリング
すれば、 グリーンの部分をキーイングして、 あらゆる長さの美しいアニメーションが作成できます。 このグリーンバック
はコンピューターで生成された非常にフラッ トな色であるため、 簡単にキーイングを実行できます。
バックグラウンドとフィルおよびクロマキー/カットの結合
Background - フルスクリーンイ メージ。 クロマキーの場合、 天気地図に使用されることが多い。
Fill - バックグラウンド映像の上に重ねて表示するイ メージ。 クロマキーの場合は、 グリーンスクリーンの前にいる気象
予報士を撮影しているカメラの映像です。
Key/Cut - クロマキーの場合、 キー/カット信号はフィル信号から生成されます。
アッ プストリーム ・ クロマキーを実行する
ATEM Software Controlパネルのアッ プストリームキーヤー1でクロマキーを設定 :
ステップ1.
「Upstream Key 1 M/E 1」 パレットを開き、 キーの種類のバーから 「Chroma」 を選択します。
ステップ2.
「Fill Source」 を選択します。
ステップ3.
キーパラメーターを使用してキーを調整します。 クロマキーパラメーターは、 次ページの表を参照してく
ださい。