ATEM Software Controlの使用
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ATEM Software Controlで、 キー設定、 トランジションスタイ
ル、 メディ アプールコンテンツなど、 ライブプロダクション用のス
イ ッチャー設定を保存、 復元できます。
ラッ プトッ プから設定を保存できるので、 ATEMスイ ッチャーの設
定を復元してポータブルに使用できます。 USBドライブに保存す
れば、 設定をポケットに入れて持ち運ぶこともできます。
ATEM Software Controlは、 設定をXMLファイルとしてATEMメディ アプールのコンテンツと共に保存します。
設定を保存した後は、 「File」 の 「Save」 を選択するか、 あるいはMacではCommand+S、 WindowsではCtrl+Sを
クリックして、 スピーディに保存できます。 これによって以前に保存した設定が上書きされることはありません。 新しい
XMLファイルが指定のフォルダに保存され、 時刻と日付が明確に表示されます。 つまり、 過去の保存内容を必要な際
にいつでも復元できるのです。
設定を復元
ステップ 1. ATEM Software Controlのメニューバーから、 「File」 タブの 「Restore」 を選択します。
ステップ 2. ウィンドウが表示されたら開きたいファイルを選択して下さい。 保存ファイルを選択し、 「Open」 をクリッ
クしてください。
ステップ 3. ウィンドウが表示され、 ATEMスイ ッチャーの各ブロックで保存した設定をチェックボックスで選択でき
ます。 「Select All」 をオンにして保存した設定をすべて復元するか、 または復元したい設定のチェック
ボックスを選択してください。
ステップ 4. 「Restore」 をクリックします。
スイ ッチャー設定をラッ プトッ プに保存することで、 ロケ先でもすべての設定を簡単に使用できます。 ラッ プトッ プを
ATEMスイ ッチャーに接続し、 スイ ッチャー設定を即座に復元しましょう。
ライブプロダクション中は非常に慌ただしく、 常に瞬時の対応を迫られるため、 プロダクションが終わった後、 保存し
たファイルのバックアッ プを忘れてしまう可能性があります。 残しておきたい設定がある場合は、 それらをコンピュー
ターまたはUSBなどの外付けドライブに保存してください。 これにより、 保存した設定を持ち運べるだけでなく、 コン
ピューター上に保存した設定を誤って削除してしまった場合にもバックアッ プが残ります。
起動時の状態を保存
スイ ッチャーの設定を希望の状態にした後は、 その状態すべてを起動時のデフォルトとして簡単に保存できます。
ATEM Software Controlのメニューバーから、 「File」 タブの 「Save Startup State」 を選択します。 これで、
保存した設定をデフォルト設定としてスイ ッチャーを再起動できます。 再起動の際、 スタート設定をクリアして購入時
の設定に戻したい場合は、 「File」 メニューで 「Clear Startup State」 を選択します。