ATEM Software Controlの使用
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オーディオレベルミキサーは、 オンエア中のオーディオソースのタ
リーライト (赤) 、 オーディオレベル、 オーディオバランス、 使用す
るオーディオを選択するチェックボックスを表示します。
ATEM Television Studio以外のATEMスイ ッチャーを使用して
おり、 ソロ設定とモニター設定がグレイアウトしている場合、
「Setting」 タブで 「Audio breakout is」 に 「Program Audio」
が選択されています。 ATEM Television Studioでは、 ソロ設置
およびモニター設置は、 常にグレイアウトしています。
オーディオミキサーの使用
「Audio」 タブは、 HDMIあるいはSDI経由でATEMスイ ッチャーに接続したビデオにエンベデッ トされるオーディオ
ソース、 外部オーディオ、 そしてATEM 1 M/Eおよび2 M/E Production Switcher、 ATEM 1 M/Eおよび2 M/E
Production Studio 4Kモデルでは、 内蔵メディ アプレーヤーのオーディオ ・ ミキシングに使用できます。
マスターオーディオ出力に加え、 各カメラ入力、 メディ アプレーヤー、 外部オーディオソースのラベルはオーディオミキ
サー上部に表示されます。
各オーディオソースラベルの下には、 オーディオレベルメーター、 オーディオレベル用のフェーダー、 定位を設定する
ためのPANフェーダーがあります。 オーディオミキサーの右側にあるマスター フェーダーは、 SDI/HDMIプログラム出
力のオーディオレベルのゲイン設定に使用し、 独立したオーディオレベルメーターが付いています。 ATEM Television
Studio以外のすべてのATEMスイ ッチャーモデルでは、 マスター フェーダーの下にモニター フェーダーとチェックボッ
クスが表示されます。 「Setting」 タブの 「Audio brakeout is」 の設定に応じて、 ソロモニタリング用に独自のオーディ
オレベルを設定できます。
各オーディオレベルメーターの下にあるチェックボックスは、 オーディオを常にミキシングに使える状態にしておくか、
あるいはソースがオンエアされている時だけ使える状態にしておくかを選択します。 ATEM Television Studio以外の
すべてのATEMスイ ッチャーモデルでは、 ソロチェックボックスはオーディオソースをオーディオブレイ クアウトケーブル
でソロオーディオモニタリングに使用するかどうか設定できます。 ソロモニター設定がグレイアウトしている場合、
ATEM Television Studioを使用しているか、 あるいは 「Setting」 タブの 「Audio brakeout is」 で 「Program
Audio」 が選択されています。
タリー
オンエアされているビデオのエンベデッ トオーディオのチャ ンネルは、 ソフトウェアパネル上で、 タリーライ トが赤く光り
ます。 外部オーディオはデフォルトで常時出力 (オンエア) されるので、 EXTタリーライ トは通常赤く光っています。 同ペー
ジのイ メージでは、 Cam 4およびCam 7がONに設定されているので、 赤く光っています。
オーディオレベル
カメラ、 その他のオーディオソースのオーディオレベルのゲインを設定するには、 オーディオレベルフェーダーをドラッ
グします。 各オーディオレベルメーターの下に緑色で表示される数値は、 フェーダーで設定した最大オーディオレベル
を示しています。
オーディオメーター上部の数値は、 各オーディオソースのピーク時のオーディオレベルを示しています。 緑で表示され
る場合はオーディオレベルが低~中レベルになっています。 オーディオメーターが赤くなり、 上部の赤字の数値が変
化しない場合、 オーディオレベルを下げてピーク ノイズを防ぎましょう。 オーディオレベルを調整した後、 赤字の数値
をクリックして表示をリセットします。 新しい数値を計測して、 しばらく の間、 音声レベルにあわせて数値が変化するこ
とを確認してください。 急激に数値が上昇して赤文字になった場合は、 オーディオレベルをさらに下げるなどの対処を
する必要があります。
オーディオバランス
オーディオミキサーは、 各オーディオソースからのステレオオーディオをサポートしています。 カメラやその他のオーディ
オソースで、 左右のオーディオチャンネルのバランスを変更したい場合、 クロスフェーダーをスライドさせてバランスを
調整します。